女子サッカー・INAC神戸レオネッサの応援番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)の5月4日放送回に、INAC神戸のMF髙瀬愛実が電話出演で登場。番組パーソナリティーの近藤岳登、赤﨑夏実、寺田光とともに、サッカーのことだけでなく、プライベートのことなども交えてトークを展開した。
北海道出身の髙瀬は、北海道文教大学明清高校を経て、2009年からINAC神戸の一員になり、チームひとすじ、今季で12シーズン目。過去にリーグ得点王も獲得し、なでしこジャパン(日本女子代表)でも豊富な経験を有するなど、FWとしての実績も抜群だが、2017年途中からはポジションを右サイドバックにコンバート。それでも、最近4シーズンの間、リーグ戦全試合出場を継続。あと1試合出場すれば、200試合出場の大台に到達する。これについては元Jリーガーの近藤も、「(なでしこリーグは)試合数自体がJリーグと比べても少ないから、まじで、とんでもないこと」と、その偉大さを絶賛していた。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止強化のため、4月4日から活動休止が続いているINAC神戸のトップチーム。髙瀬も「家でトレーニングをやれることをやっています。体幹とか(鍛えるもの)を中心に」と、『ステイホーム』でのトレーニングでコンディションを整えている。
番組ではプライベートの様子も、近藤や赤﨑らとの掛け合いで披露。普段は髙瀬も家で自炊するというが、得意料理は「豆腐ハンバーグ」とのこと。チームメイトもほとんどが料理をするなか、一番上手い選手については、迷うことなく「絶対、サメさんです!」と、鮫島彩の名をあげた。「おいしいし、おもてなしがすごい! 先輩なんですが、片付けとかも、(髙瀬らがやろうとして)立とうものなら『いいから、座ってて!』とか、『お茶用意するから、何がいい?』みたいな感じ」と、いたれり尽くせりなのだそう。
また、中学生パーソナリティーの寺田から直球質問も。「髙瀬選手はよくかっこいいといわれて、女性のファンも多いイメージですが、ひとりの女性として、かっこいいと言われるのはうれしいですか? それとも、かわいいって言われたいですか?」。これに対して、「難しいんですよね、答え方が……」と戸惑いも見せた髙瀬。それでも、近藤から「同じ女性からかっこいいといわれるのはいいことでは?」との問いには、「素直にうれしいんですよ、かっこいいと言っていただけることは」と補足。近藤が「表現として(難しい部分もあるだろうが)、俺は、女性は『かっこいい』と言われるのが、最高の誉め言葉だと思っていて、男性は女性に『かわいい』と言われるのが最高の誉め言葉だと思っていて……」と持論を展開しながら、髙瀬を称賛。ただし、「こんな話をしている俺のこと、かわいいと思わないの?」という話しには、「全然思わない、何を言ってるのかなと(笑)」と、髙瀬は鋭くツッコミ。赤﨑や寺田といった女性陣からも共感を得られなかった近藤は「つらみ~!」とへこんでいた。
ちなみに、試合中やメディア対応では冷静かつ落ち着いた対応が目立つ髙瀬だが、実は「人前に出ることが苦手」だという。「キャプテンをやらせてもらっていたときも、大勢の前でしゃべることが多かったのですが、立ってしゃべっているときも、実は足がガクガクガクという感じでした」と吐露。意外な一面を垣間見せた。
番組には、髙瀬からのリクエスト曲として、「シンプルに好きな曲で、元気になる曲」というKinki Kidsの「フラワー!」をチョイス。「この時期に聴くと、さらに心に響く」と、近藤をはじめ、出演者陣も心にしみる楽曲を聞き入った。
「(サッカー選手は)人に支えられている職業。目に見えてサポーターの方々に応援していただいていますし、それに応えたいという思いだけで(続けてきた)」と語った、髙瀬。番組の最後には「本当に今、すごく大変なときだと思いますが、自分たちができることを続けて、またみんなで顔を合わせて笑える日が来るのを楽しみにしています!」と、サポーターやリスナーにメッセージを寄せていた。チームへの貢献度が高く、なでしこリーガー随一のフィジカルを兼ね備えるサイドアタッカーの今後の活躍にもますます期待が高まる。
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