神戸港クルーズ船『ルミナス神戸2』を引き継いだ思い「神戸の象徴、変なことはできない」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸港クルーズ船『ルミナス神戸2』を引き継いだ思い「神戸の象徴、変なことはできない」

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 神戸港のレストランクルーズ船『THE KOBE CRUISE ルミナス神戸2』。その運航を担う会社の社員が、このたび、ラジオ番組で、同船の運営を引き継いだ思いや、レストランクルーズ事業の観点から神戸を盛り上げたいという意気込みなどを語りました。

 11月13日放送のラジオ番組にゲスト出演したのは、株式会社神戸クルーザー営業部部長の島口明人さんです。

株式会社神戸クルーザー営業部部長の島口明人さん

 現在、国内には東京・琵琶湖・大阪湾などにレストランクルーズ船が7隻あり、島口さんによると、大阪湾にあるのは同社が運営している『ルミナス神戸2』と『コンチェルト』だけだそうです。

 もともと『ルミナス神戸2』は、神戸の別の企業が運営。国内最大級のレストラン船としてレストランクルーズ事業を展開するも、新型コロナウイルス感染拡大の影響で経営破綻(※関西初の新型コロナウイルス関連倒産)。同船もいったん運休を余儀なくされます。

 その後、「ミナト神戸の象徴復活を」という思いで立ち上がったのが、神戸クルーザーの親会社であるファースト・パシフィック・キャピタル有限会社でした。そして、同じ神戸港で『コンチェルト』にてクルーズ船事業を行う神戸クルーザーが2021年から『ルミナス神戸2』の運営・運航を引き継ぎ、今に至ります。

 島口さんは「私たちも引き継がせていただいたからには、変なことはできない。『ルミナスが運航しています』『こういったイベントをやっています』と、プラスのイメージにどんどん変えていくことに注力しています」と、同船の復活を多くの人に知ってもらいたいとの思いを明かしました。

ルミナス神戸2(写真提供:株式会社神戸クルーザー)

 さらに島口さんは「コロナ禍の最中は大変な時期でしたが、状況が緩和されてきた今、これからはどうやって皆さんを元気づけられるようなイベントができるか。このクルーズに乗っていただいて元気になった、幸せな気分になれたというイベントを作り上げていきたい」と意気込みをコメント。続けて、神戸の街や企業と力を合わせて神戸の夜景を観光商材の1つとしていかしたい思いを述べたうえで、「六甲山からの夜景だけではなく神戸の海から見る神戸の夜景も楽しんで欲しい」と、ミナト神戸のレストランクルーズ船の魅力を語りました。

コンチェルト(写真提供:株式会社神戸クルーザー)
コンチェルト(写真提供:株式会社神戸クルーザー)

「大阪湾のレストランクルーズ船は弊社の2隻しかないため、大阪湾を象徴するようなレストランクルーズ船にしていきたい」という島口さん。現在、神戸クルーザーは、万博にあわせて神戸~大阪間の航路申請を行っており、神戸空港沖や大阪・関西万博の開催地である夢洲沖を周遊するルートを使ったイベントも企画しているといいます。また、大阪の次は淡路もターゲットとして視野に入れるなど、航路拡大にも意欲を見せました。

 なお、『ルミナス神戸2』では、12月19日(火)にプロ野球・阪神OBの鳥谷敬氏と今成亮太氏、フリーアナウンサーの田中大貴(元フジテレビアナウンサー)が出演する阪神トークショーを開催予定。イベントの申込など詳細は神戸クルーザーの公式サイトに掲載されるとのことです。

※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2023年11月13日放送回より

株式会社神戸クルーザーの島口明人さん(中央)と、ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』パーソナリティーの2人。左が田中大貴、右が林歳彦氏(会社経営者・環境活動家) (写真:ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』黒川良彦)
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