吉本興業のお笑いコンビ・からし蓮根が、水曜にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後2時30分~)で、「観光地で記念撮影をするときに他人に撮ってもらうかどうか」について話した。
「よっぽど後ろの景色も入れてほしい場合以外は自撮りをする」という青空。同じく自撮りをすることが多いという伊織が「『撮ってください』と頼まれて、その流れで自分も撮ってもらうことはある」と話すと、青空は「それが1番いいパターン」と大きくうなずいた。
続けて青空は、世間に顔が知られている芸人ならではの悩みを明かした。なんでも、「写真撮ってください」と言われたときに、自身のことを芸人・からし蓮根の青空だと気づいて「一緒に撮ってほしい」という意味で頼んでいる場合もあるためドキッとするのだという。
先日もサラリーマン風の男性に「写真撮ってもらっていいですか?」と言われて、どちらのパターンか迷っていたところカメラを渡され、少々恥ずかしい思いをしたそう。さらに、頼まれたのが30人ほどの団体写真だったことにも驚いたのだとか。
人に撮ってもらう派のリスナーからは、「腕が短いため、自撮りだと友達が写りきらないことがある」というメールが届いた。知らない人に話しかけるのには勇気がいるが、写真を撮ってもらうためであれば余裕なのだという。
なかには、「せっかくの思い出はきれいに残したい」という思いから頼むという人も。優しそうな人を探してお願いしているものの人選を失敗することもあるそうで、「めちゃくちゃそっけなく断られることもあります」と、なんとも切ない悩みもつづられていた。
一方、「絶対に自撮りをする」というリスナーからは、「以前、外国人に『写真を撮って』と頼まれたときにどうしたらいいか分からず固まってしまったため、自分からも声をかけづらくなってしまった」というメッセージが寄せられた。その結果、「多少下手に写ったとしても、自撮りが気楽でいい」という結論に至ったという。
自撮り派には、驚きのエピソードがある人も。広島を旅行した際、別の観光客に写真撮影を頼まれたため気前よく応じたところ、「ちょっと違うかな」と言われて3回も撮り直したという。「最終的に変な空気になったので、それ以降誰に頼まれても撮らないようにしている」と記されており、「映りが気に食わなくても『もう1度撮って』と頼むことはできない」と語る青空は、このエピソードに驚きを隠せない様子だった。
番組終盤、伊織が「昔、知らない女性に写真を頼もうと近づいたところ逃げられたという苦い経験があるので、知らない人には頼みません」というエピソードを読み上げると、青空は「スマホじゃなくてスタンガンかと思ったんかな」と笑いまじりにコメントを残した。
全体の意見を集計すると、観光地で記念撮影するときに自撮りする派は66.7%、他人に撮ってもらう派は33.3%となった。
(取材・文=バンク北川 / 放送作家)
※ラジオ関西『Clip水曜日』2023年11月15日放送回より