女子サッカー・WEリーグで2試合連続得点中、INAC神戸レオネッサのなでしこジャパン(日本女子代表)FW田中美南選手のプレーを、なでしこOGがラジオ番組のなかで絶賛しました。
INAC神戸は開幕2連勝と好スタートを切りましたが、田中選手は2試合ともに先制点を記録し、勝利に大きく貢献しています。
18日に行われた「2023-24 WEリーグ」第2節、マイナビ仙台レディースとのアウェイ戦でも、前半14分にゴールを決め、チームに勢いをもたらしました。
この試合を現地解説していた元なでしこジャパンDF川上直子氏が称えたのは、そのゴールに至るところで生まれた好トラップです。
「浮き球のトラップがぴったりとあった。後ろから来るボールで(おさめるのが)難しいし、ちょっと(足の)当たりどころが違うと前に転がっていきそうなところを、相手サポーターも『おおっー!』と静まり返るような、パーフェクトなトラップ! そこからのシュートだった。選手目線でもあのトラップは難しい。成宮選手のループパスもキレイだったが、この1点目が入ったとき、(INACは)『今日も行ける気がする』という空気になっていた」(川上氏)
田中選手は、チームの2点目、MF山本摩也選手のWEリーグ初ゴールとなるシュートも好アシスト。自陣ハーフウエーライン付近、右サイドで相手DFを背負いながらボールを受けると、DFを振り切ってドリブルで前進。そこから右クロスを送り、山本選手のゴラッソにつなげました。
川上氏は、「開幕戦もゴールがあったが、今回も1ゴール1アシスト。両方素晴らしかった! なでしこのエースというのを東北の人にも知らしめた」と、この試合のMIPに選出。「今シーズンは優勝と同時に得点王を取ってほしい!」と、INAC神戸でキャプテンを務める背番号9にエールを送っていました。
WEリーグは第2節までを終えて、INAC神戸と、日テレ・東京ヴェルディベレーザ、大宮アルディージャVENTUSが2連勝(勝点6)。以下、1試合消化の少ない三菱重工浦和レッズレディースを含む5チームが勝点3で追う展開です。第3節は11月23日(木・祝)に5試合が行われます。
INAC神戸はその第3節の試合(対大宮V戦、午後4時キックオフ)が12月13日(水)に組まれているため、次の試合は11月26日(日)の第4節、ホーム・ノエビアスタジアム神戸でのノジマステラ神奈川相模原戦となります。キックオフ予定は午後4時です。
※ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』2023年11月20日放送回より