等身大で共感性の高い歌詞が魅力 シンガーソングライター・有華 「1人じゃないことを伝えたい」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

等身大で共感性の高い歌詞が魅力 シンガーソングライター・有華 「1人じゃないことを伝えたい」

LINEで送る

この記事の写真を見る(2枚)

 今年10月、メジャーファーストフルアルバム『messy bag』をリリースしたシンガーソングライター・有華がラジオ番組に出演。音楽活動を通してファンに伝えたい思いを明かした。

シンガーソングライター・有華(写真左)、DJ KOO(同右)

 1994年、大阪府高槻市出身の有華。幼少期からピアノや合唱を習い、高校時代にはオリジナル楽曲の制作をはじめたという。大学卒業後は一般企業に就職したが、営業職をしながら音楽活動を継続。2015年、動画サイトに投稿した『バースデーソング』で注目を集め、今年1月にデジタルリリースしたシングル『Baby You』でメジャーデビューを果たした。

 今年10月にはメジャーファーストアルバム『messy bag』をリリースし、発売を記念したインストアライブも行われたそう。イベントについて、有華は「サインを書かせていただく際に、直接ファンの方と会話できたのがうれしかったです」と回顧した。

「ハッピーな曲」を中心に収録していたこともあり、「『落ち込んでいるときに聴いています』と言ってもらえて、ファンの方にもちゃんと(伝えたい思いが)届いていたなと(実感した)」とコメント。「リリースできてよかったと思いましたし、今後もこういったイベントを行っていきたいですね」という言葉からは、確かな手ごたえを感じたことが伝わってきた。

 直訳すると「散らかったかばん」となるアルバムタイトルについて、このように語った。

「実際に私のかばんも散らかっていて、たとえばお財布を取ろうとしたときに、たまたま前日のあめが出てきたりするんですね。今回のアルバムに収録した曲も、偶然見つけたあめのように『たまたま見つけたもの』みたいなきっかけで聴いてもらって、(聴いてくれた人にとって)何かのヒントになれば、という意味を込めました。もちろん曲順にもこだわったので1曲目から順番に聴いてもらってもいいのですが、たまたまどれかの曲に出会って愛してもらえたりしてもうれしいなと思います」(有華)

 アルバムには共作や提供楽曲が多く収録されているが、「『自分が1番ファンの方を分かっていたい』という気持ちがあるので、(どの作品においても)自分の言葉で気持ちを届けるということを貫いた」という。“等身大で共感性の高い歌詞を書く”というこだわりについては、「傷ついたり悩んだ経験があるからこそ、同じ傷を持つ人に寄り添えると思っている。これからもいろいろな経験をして、同じ体験をした人に向けて『大丈夫。1人じゃないよ』と伝えていきたい」とまっすぐな思いを語った。

 2024年には、「有華ワンマンライブ2024『messy bag』」の開催が決定している。今回が自身初のホールワンマンとなることから、すでに気合十分の有華。「いすがある会場でのライブになるので、MCのときに『ここは話すから座って!』『歌うから立って!』みたいな、ホールワンマンならではの憧れを叶えたい。ゆったり聴いていただけるからこそ、いろいろな編成でお届けできれば」と意気込みを語った。

シンガーソングライター・有華(写真右)、DJ KOO(同左)

※ラジオ関西『DJ KOO×REBOOT THE WORLD』2023年11月25日放送回より

LINEで送る

関連記事