お笑いからスポーツへ マネジメントに情熱燃やす仕事人 「今はまさに時代の転換期」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

お笑いからスポーツへ マネジメントに情熱燃やす仕事人 「今はまさに時代の転換期」

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 お笑い業界のマネージャーから、元メジャーリーガーの上原浩治氏やシカゴ・カブスで活躍する鈴木誠也選手らのマネジメントに携わる会社に転身し、活動を続ける人物が、このたびラジオ番組にゲスト出演。アスリートのマネジメントを通して感じた“スポーツの在り方”について語りました。

株式会社スポーツバックスに務める荻原雄一さん

 アスリート・スポーツに関するマネジメントやコンサルティングを行う株式会社スポーツバックスの一員である、荻原雄一さん。マネジメントに携わるうえで、「個々の長所を伸ばし、その人の強みを最大限に活かすこと」を信条にしていると語ります。

「この哲学はスポーツに限らず、お笑いの世界でも共通する」と持論を展開。実は荻原さん、大学卒業後に入社した吉本興業株式会社で15年間にわたってマネージャー・プロデューサーとして活動してきたのです。

 同社を退職したのち、高校時代の先輩である澤井芳信さんとの縁があり、同氏が立ちあげた株式会社スポーツバックスに入社。新天地では、吉本での経験をいかしてスポーツ×アウトドアのイベントをプロデュース。子どもたちの野球大会を成功させるなど、新たな分野での活動をスタートさせました。

 スポーツ選手のマネジメントについて、「今まさに時代の転換期にある」と語る萩原さん。スポーツにおける教育方法や価値観、楽しみ方が変わっていくと予測しているのだそう。たとえば、今夏の甲子園(第105回全国高等学校野球選手権記念大会)で、慶應義塾高校(神奈川)が『エンジョイ・ベースボール』を掲げて優勝したことや髪型の自由化など、「スポーツの本質的な楽しさを取り戻す動きが見られる」と述べました。

 荻原さんは、番組のなかで、多賀少年野球クラブ(滋賀県)の辻正人監督が提唱した、子どもたちが自分で考えることを奨励する「ノーサイン野球」を紹介。そのうえで、「礼儀や挨拶も非常に大切だが、スポーツの本質は楽しむことであるべき」と強調しました。

「子どもたち自身が考え・決めるための環境作りが重要。そうすることで子どもたちが感謝の気持ちを持つようになり、スポーツの本質をより深く理解できる」と考える、荻原さん。これらはスポーツだけでなく人生においても重要だという考えのもと、「結果に責任を持つことが成長につながる」と熱弁しました。

株式会社スポーツバックスに務める荻原雄一さん(写真中央)、番組パーソナリティーの中田仁之(同右)、西岡詩穂(同左)

※ラジオ関西『アスカツ!』2023年11月4日放送回より


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『アスカツ!』(ラジオ関西 毎週土曜午後8時30分~)
アスリートに特化したビジネススクール「Athletes Business United(R)(ABU)」学長の中田仁之とフェンシング元日本代表・2大会連続五輪出場選手である西岡詩穂がパーソナリティ。アスリートをゲストに迎えてさまざまなトークを展開する。
【番組公式Twitter】



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