兵庫県淡路市にある淡路夢舞台公苑温室「あわじグリーン館」は、2021年9月にリニューアルした日本最大級の広さを誇る植物園です。ここで開催中なのが、冬の時期恒例の特別企画「光と花のウインターガーデン」。高さ約20メートルの温室空間が、植物とイルミネーションで華やかに彩られています。
今年はピンクと白のポインセチア360鉢で飾られた高さ約5メートルのクリスマスツリーのほか、パイナップル科の植物「アナナス」を使ったカラフルなツリーも登場。植物園ならではのクリスマスが楽しめます。
◆100体のサンタクロースが“推し植物”を紹介
2023年のテーマは『メリー・グリーン・クリスマス』。館内には、100体のサンタクロースがいたるところに配されており、“イチオシ植物”を紹介しています。サンタによる“推し植物”を通じて、来場者にもお気に入りの植物を見つけてもらうきっかけになれば、と担当者。出口には、お気に入りの植物にシールで投票するコーナーも設けているそう。また、木の実やナチュラル素材で飾るツリーなど、5つの展示スペースでそれぞれ異なるクリスマスツリーを見ることができます。
◆イルミネーションと花を楽しむ特別夜間開館
12月24日(日)までの金・土・日曜日は、午後9時まで開館時間を延長(最終入館は午後8時)。ライトアップされた夜の植物は、昼とは違う表情を見せてくれます。チケットの半券があれば当日に限り再入館も可能なので、昼間は植物の色や形を楽しみ、淡路島を観光した後、夜にライトアップされたウインターガーデンを再訪することもできます。
広い空間を飾るカラフルなボタニカルデコレーション「光と花のウインターガーデン」は、淡路夢舞台公苑温室「あわじグリーン館」で2024年1月14日(日)まで開催されます。
(取材・文=市岡千枝)