兵庫県加東市産の酒米・山田錦の魅力を発信しする「加東市産山田錦PR大使」の委嘱式が23日、加東市内で開かれ、“酒場詩人”として知られる吉田類さんに委嘱状の“一升瓶”が手渡された。
これは加東市産山田錦を使った日本酒が集まる「加東市『山田錦』乾杯まつり2019」で行われたもの。吉田類さんが同PR大使に就任するのは昨年に続いて2年目で、「加東市産の山田錦が有名になってきている手ごたえを感じている。また1年間頑張りたい」と挨拶した。委嘱状が書かれた一升瓶を加東市の安田正義・市長から受け取ると、「縁起のいい酒なのでこれで新年を迎えたい。でも年末までに空けてしまいそうだ」と笑顔を見せ、会場を沸かせていた。
同まつりには、今年、過去最多の19の蔵元が出展し、各地の自慢の酒が“故郷に錦を飾った”。吉田類さんはすべての蔵元のブースを訪問し、一献一献口にして”里帰り”を祝うと「どの蔵元も加東市産山田錦の旨味を引き出している」と満足気な表情を浮かべていた。
なお、吉田類さんは前日22日に加東市内で開かれた「乾杯まつり前夜祭」にも出演し、俳人・エッセイストの夏井いつきさんと日本酒や俳句のトークショーを繰り広げた。この前夜祭の模様をお送りする『類といつきのほろ酔い俳句ト~ク』は、ラジオ関西で29日午後4時から放送される。