吉本興業所属のお笑い芸人・からし蓮根が、水曜にパーソナリティーを務める番組『Clip』（ラジオ関西、月－木午後2時30分～）で、「ネットの掲示板」について話した。
番組冒頭、話題は「Yahoo!ニュース」のコメント欄について。「自分たちのことがニュースになることがあるけど、その度に『誰よ、こいつ』とコメントに書かれる」と不満げな顔を見せた伊織。続けて、「『ヤフコメに誹謗中傷してきたら、即訴えます』というタイトルで記事を書いてほしい」と熱望した。
一方の青空は「嫌な写真が選ばれることがある。『俺、こんな顔した？』みたいな」と、記事に掲載される写真について言及した。
番組では「ネットの掲示板にコメントをしたことがあるかどうか」をリスナーに問いかけ、多数のメールが寄せられた。
とあるリスナーは、掲示板に自身の好きなアーティストについて語るスレッドがあったので書き込んだものの、ローカルルールに乗っ取って書き込んでいなかったため、「お前、半年ROMれ（投稿せずに見るだけにしろ）！」と掲示板内で怒られたという。
ただ、これに対して不満を持ったわけではなく、「以前はちゃんと指摘してくれる人がいて、（その指摘によって）ネットの使い方を知ったように思う」と振り返った。さらに、「いまは何でもかんでも拡散して、炎上させたり叩いたりが横行している気もします」という持論もつづられていた。
なかには、掲示板にコメントを書く際のルールとして「悪口や暴言は書かないこと」を設けている人も。「なぜなら、ネットで悪口や暴言を書いていても、現実世界ではなにもできないから。それなら、現実世界で相手の顔を見て正々堂々と議論をしたほうが、よっぽど説得力があると思う」というメッセージに、からし蓮根の2人も大いに納得した。
「書き込んだことはないが、書き込まれたことがある」というリスナーもいた。内輪なコミュニティの掲示板だったものの、「ただの知り合いの男性なのに、（あたかも）私がその人のことを狙っていて『食い漁りまくっている』『あいつ（投稿主）はヤリマンだ！』みたいなことを書かれていた」のだそう。事実無根だったため無視したそうだが、書き込んだ人物の目星はついていたという。
このメッセージを受け、青空は「学校の生徒同士の掲示板でも悪口が書かれたりするらしい」と話しつつ、リスナーからのメッセージの結びにあった「誹謗中傷を書き込むのはやめましょう」という呼びかけに、深くうなずいた。
全体の意見を集計すると、ネットの掲示板にコメントを書いたことがある人は22.2％、ない人は77.8％となった。
（取材・文＝バンク北川 / 放送作家）
※ラジオ関西『Clip水曜日』2023年12月20日放送回より
