新年で最も使われる「あけましておめでとうございます」という挨拶ですが、いまや「あけおめ」と略され、今ではすっかり浸透しています。このような“略された挨拶言葉”は昨今多く存在し、SNSをはじめさまざまなところで使用されています。今回は挨拶やお礼・お祝いの場で使用される略語を紹介します。
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「おめでとうございます」の略語。ありがとうございますの略語“あざす”と同様のスタイルと言えるでしょう。基本目上の人に使用する言葉だそうですが……そもそも略語ですし、使う際は相手との距離感に十分気をつけましょう。
「Happy New Year」を略した海外のスラングです。日本語の「あけおめ」に近い感覚で、最近は日本でもXやFacebookなどのSNSで使用されることが多いです。ほかにも「BFF(Best friend forever)」=「大親友」という意味を持つものや「POV(Point of view)」=「〜みたいなシチュエーション」など、英語には略語スラングはバラエティに富んでいます。
「おめでとう、そして、ありがとう」を略した言葉です。例えば「誕生日おめでとう」と言ってくれた相手に対して“おめあり”と使います。意味としては「おめでとう(と言ってくれて)ありがとう」ということなのだそう。また、おめでとうは「おめ」、ありがとうは「あり」などそれぞれで略されることもあります。
「おつかれさま、ありがとう」の略語。“おつかれさま~”と、ねぎらいの言葉をかけられた際に“おつあり”(おつかれと言ってくれてありがとう、の意)と返します。おもにSNSで多用されます。
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紹介した以外にも新年の挨拶では「アケ」または「オメ」と、そもそも略語である“あけおめ”をさらに略したものが誕生。誕生日を祝う際は「たんおめ(誕生日おめでとう)」が浸透しています。どのように使うかは人それぞれですが、時と場合によっては失礼になることもあるので細心の注意をはらう必要があるかもしれませんね。
(文=弘松メイ)