オリックスOBの星野伸之氏と藤井康雄氏、俳優・モデルでオリックス宮城大弥投手の妹・弥生が、ラジオ番組『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』(ラジオ関西)にゲスト出演。3週連続出演の3回目となる2024年1月1日放送回では、それぞれが新年の抱負を語るとともに、オリックス4連覇のポイントなどもあげていました。(※収録は2023年12月)
現在、アマチュア野球界に身を置き、中学生年代(神戸中央シニア)と社会人チーム(アスミビルダーズ)の指導にあたっている藤井氏は、「中学生を全国大会に連れていきたい。また、社会人チームが目指すは都市対抗、日本選手権。育成でもいいので(プロ入りするような)そんな選手が出てくれればうれしい」とコメント。「未来ある少年、プロを目指している社会人選手に夢を与えたい。それだけじゃなくいろんなところに行って、大学生なども含めて技術の向上のお手伝いをしたい」と、野球の育成・発展に尽くす思いを明かしました。
一方、出身地の北海道旭川市では「旭川スポーツみらいアンバサダー」を担っている星野氏は、「皆さんが思っている以上に旭川は野球が盛んなところ。少しでも旭川の野球には一役買いたいし旭川に何か還元できれば」と地元愛を強調。ただし、アンバサダーの活動の一環で昨年に行った投球の様子のVR映像収録では、旭川市長から「星野さん、あの球、もうちょっと何とかなりませんか?」とダメ出しを受けたそう。放送の中で、「18.44メートルを投げるのはもうきつい……」と漏らした元オリックスのエース左腕ですが、昨年、一昨年と孫も誕生したこともあって、おじいちゃんの意地を見せるべく体力強化に励みたいという57歳は、「僕も子どもに教えたりするので、もうちょっときゅっと曲がるようなカーブを投げれたら。まずは身体を壊さないように、球速アップというのではないけど、そこを目指そうかな」と、“伝家の宝刀”カーブ磨きも誓っていました。
3月で18歳になる宮城は、この春、高校を卒業。「親元を離れて東京に行くので、そこからが自分との戦い」と、上京して芸能活動に励むといいます。「友だちも東京に行く子が多いので、メンタル的にはたぶん大丈夫だと思うのですが、自己管理をしっかりして、寝坊とかにも気を付けたい。普段は料理などしていなかったが、自炊もしたい」と自立への思いを述べつつ、「今年は球場で始球式をしたい!」と昨年同様、野球に関わる活動にも意欲を見せていました。番組内では兄のオリックス宮城大弥投手が先発するときの始球式というのはどうかという声もあがり、弥生も「私がきれいに(ボールを)届けられたら」と、スタジアムでのきょうだい共演も願っていました。
番組では最後に、オリックス4連覇のポイントについての話題に。藤井氏は、「もちろん投手陣、(山本)由伸の抜けた穴をどうするかはポイントになるが、新しい戦力がどんどん出てくるオリックスなので、そこに期待したい」と、若手の飛躍を待望。星野氏は、「手前の2連覇はギリギリのところで勝っている。楽勝の優勝はないと思うが、そこ(接戦での優勝争い)は経験している人も多いので、そういう戦いを最初から腹をくくってやれば4連覇があるかなと思う」と述べていました。そして弥生は、「投手陣ももちろんですが、投打のかみ合わせがハマってくれたら。(ハマれば)投手陣も気持ちが楽に投げれるというのもあると思うので」と、投手王国と言われるチームの打線のさらなる奮起を注目ポイントにあげていました。