神戸“ものづくり産業”体験 「開工神戸 KOBE OPEN FACTORY 」 1月12・13日 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸“ものづくり産業”体験 「開工神戸 KOBE OPEN FACTORY 」 1月12・13日

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 1月12日(金)と13日(土)の2日間、神戸市長田区で、神戸の“ものづくり産業”を体験できるイベント「開工神戸 KOBE OPEN FACTORY」が開催されます。

開工神戸 KOBE OPEN FACTORY

 体験イベント「開工神戸 KOBE OPEN FACTORY」では、古くより“ものづくり産業”が盛んな神戸市長田区を中心に兵庫区や須磨区の一部も加わり、それぞれの工場や作業場などを一般公開。ものづくりの現場を、見て・触れて・体験することのできるイベントとなっています。開催は午前10時〜午後5時で、入場は無料。一部ワークショップをのぞき、参加申し込みも不要です。

 参加企業のひとつである熾リ株式会社(新長田)の工房では、神戸発の全国的な老舗メーカーとして知られる「神戸ザック」ブランドのオリジナルデザイン「IMOCK(イモック)」のアイテムを制作している様子が見学できます。「IMOCK」は、 登山用はもちろんタウンユースとしても使えるザック。カラーバリエーションが豊富で、誰にでもなじむデザインがポイントです。

「神戸ザック」のオリジナルデザイン「IMOCK」
「IMOCK」のポーチ

 同社の製品はすべてがハンドメイド。建物の3階にある工房では、ベテラン職人とともに多くの若手クリエイターが働いています。ちなみに、建物の1階はショールーム兼店舗になっています。

 若手クリエイターには、昔ながらの厚紙を用いた型紙作り、刃物を駆使した手裁ち、約30年間動き続けている動力ミシンでの縫製など、神戸ザックの歴史が引き継がれています。なかでも、手と足の動きを組み合わせて扱う動力ミシンは扱いが難しく、「今のミシンが電気の静かな自動車だったら、大型のダンプカーぐらい乗りこなすのが難しい」のだとか。

 神戸ザックの製作は、裁断や縫製などすべての工程が分業制で行われており、縫製のなかでも、ショルダーやフロント部分などに分けることで工房全体で製品づくりに取り組んでいるといいます。

熾リ株式会社(新長田)の工房

 3年前に先代から事業を引き継ぎ、同社の代表取締役となった前川拓史さん。「開工神戸 KOBE OPEN FACTORY」のイベント実行委員会副委員長も務めており、今後の展望については「ものを作って縫製するだけではなく、神戸ザックを引き継いで、『新しいものづくり』=『クリエーション』をしていこうと思っています」と話しました。


【開工神戸 KOBE OPEN FACTORY】

◇『サンデー神戸』
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