吉本興業所属のお笑い芸人・からし蓮根が、水曜にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後2時30分~)で、「マンガ・アニメの実写化」について話した。
「『実写化して成功しているな』と思うものもあるけど、めちゃくちゃ難しいと思う。手放しで喜んでいる人はなかなかいない」と持論を語る、青空。読んだことのあるマンガが実写化されたことはほとんどなかったものの、数少ない例として『GANTZ』を挙げた。
作品名を聞いた伊織が「マンガのなかにおっぱいが出てる絵があるもんな」と反応すると、青空はすかさず同意。このとき、実写化された当時の心境をきちんと話そうと高校時代を思い返していたなかでの伊織の言葉だったため、反射的に同意してしまったという青空。「こわっ! なんでこんなこと言わなあかんの」と、無意識に反応してしまったことに笑いまじりにツッコんだ。
対する伊織は、「マンガ・アニメの実写化がうれしいかどうかは、マジで作品による」という意見。作品によって実写版も見続けることはあるが、途中で見なくなってしまうことも多々あるという。
実写化反対派のリスナーによると、「マンガやアニメの表現は自分の想像力で補って楽しめるが、実写化されると余計な演出が気になり、物語に入り込めないことがある」のだそう。
ほかに、「実写化の際に俳優の個性をやたらと出したり、極端にふざけた表現にして内容を壊されるとイヤ」という声も寄せられた。
なかには、「原作キャラクターや世界観をそのまま再現するのは不可能だと思う」と断言しているリスナーも。メールには、「無理に再現しようとすると、どうしても原作からかけ離れたものになってしまいます。そうすると原作ファンはガッカリするし、実写化に興味のない人にはそもそも見てもらえないと思うんですよね。そんなリスクを冒してまで、実写化する意味があるのか疑問です」と、少々厳しい意見がつづられていた。
一方で、「実写化はうれしくはないが、別の話としてなら楽しめる」という声もあった。メッセージには、「『らんま1/2』の実写版を見たとき、天道あかね役の新垣結衣と、女・早乙女乱馬役の夏菜がめっちゃ可愛かったのでありでした」という感想が書かれていた。
全体の意見を集計すると、好きなマンガ・アニメの実写化がうれしい派は8.3%、うれしくない派は91.7%となった。
(取材・文=バンク北川 / 放送作家)
※ラジオ関西『Clip水曜日』2024年1月10日放送回より