2匹のジンベエザメが人気「海遊館」(大阪市港区・天保山)は1月19日に、国内水族館では初(※)となる累計8500万人の入館者を迎えた。
栄えある8500万人目は、北海道札幌市の小学2年、杉山叶真(とうま)さん(8)。
海遊館は1990(平成3)年7月20日にオープンして、今年(2024年)34年目を迎えた。開館から 1万1921日目での8500万人達成となり、この日、記念セレモニーが開かれた。
新型コロナウイルス感染拡大前は、1日最多で1万人が訪れたこともあった海遊館。累計500万人の入館はオープンから1年を待たずに(1991年7月7日)達成し、以降は約2年ごとに500万人規模の入館者で賑わっていた。
しかし、2020年以降のコロナ禍で、緊急事態宣言発令での休館を余儀なくされた時期もあったため、入館者数は減少していた。
叶真さんは両親と姉の家族4人で関西旅行へ。USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 大阪市此花区)などで楽しみ、最後に訪れたのが海遊館だった。
「(セレモニーは)とても緊張した。ペンギンが大好きなので会いに来ました」と話し、特別に企画されたジンベエザメが泳ぐ水槽のバックヤードツアーを楽しみ、お目当てのペンギンにも満足した様子だった。
“サプライズ”に思わず顔がほころんだ両親も、「コロナ禍で遠方への旅行ができなかった3年あまりの間、子どもたちには辛い思いをさせましたが、札幌からの飛行機の旅、初めての関西。最後に素敵な思い出を演出してくださった海遊館に感謝します」と笑顔で話した。