鍼灸接骨院を各地で展開 AIなどテクノロジーも活用 企業の代表が描く健康づくりの未来 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

鍼灸接骨院を各地で展開 AIなどテクノロジーも活用 企業の代表が描く健康づくりの未来

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 鍼灸(しんきゅう)接骨院を運営する企業の代表が、健康づくりへの思いや接骨院業界の課題などについて、ラジオ番組で述べました。

 ラジオ番組『セケンテー/ぼくらは囚われない』に出演したのは、大阪市に本社を置く株式会社HITOMIOテクノロジーズの代表取締役CEO・小泉英一さんです。

株式会社HITOMIOテクノロジーズの代表取締役CEO・小泉英一さん

 鍼灸・柔道整復を行う「ReCORE鍼灸接骨院」を関東・中部・近畿・沖縄に展開する同社は、いま『健康寿命』を延ばす仕組みづくりに取り組んでいます。

『健康寿命』とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と、小泉さん。「現在、日本では平均寿命と健康寿命の差が約10歳離れており、この10年間は“健康ではない期間”、つまり介護が必要な状態になっている」と語ります。

「超高齢化・超少子化は、もともとの統計データと比べてより早く進んでいる」と指摘したうえで、「高齢化社会が進む日本において、1日でも長く自立して生きられる人が増やすことはとても大切なこと」とコメント。「健康と病気の間に、『未病』という概念がある。病気の状態から健康にするより、未病の状態から健康にするほうが圧倒的に簡単」と持論を展開しました。

 同社では、その『未病』にAIでアプローチする『HITOMIO(ヒトミオ)事業』というものを行っています。この概要について、同社の公式サイトには「プレゼンティーイズム(※1)の原因となる首の痛み・肩こり、腰痛の可視化・解決により健康経営を推進し健康寿命の延伸を実現するための未病ケアプラットフォームサービス」と明記されています。

(※1)「プレゼンティーイズム」=何らかの疾患や症状を抱えながら出勤し、業務遂行能力や. 労働生産性が低下している状態(厚生労働省ホームページより)

 小泉さんいわく、AIの領域においては、健康と病気の間に存在するという『未病』の状態を数値で可視化しているのだそう。「『未病』の状態を評価するための指標があることで、点数を維持するために頑張ったり、 点数を上げるために改善点を見つけたりと、モチベーションアップにつなげる狙いがある」(小泉さん)。

 一方、接骨院業界の課題について、「鍼灸の年間国民受療率、年に1度以上、鍼(はり)を受けたことがある人は、国民の5パーセント前後。まだまだマーケットがすごく小さい」と明かします。その解決策としては、「テクノロジーを使って『未病』を見える化することを、世の中に広めていきたい」「高齢者だけをターゲットにするのではなく、20代の若い世代から患者として取り込んでいくこともポイント」と提案していました。

「テクノロジーを使うことで、自身の未病や、どのような施術・トレーニングをしたらいいかが一人ひとり分かるようになること」を目指す小泉さん。「健康な人が世の中にたくさん増えていくプラットホームを作っていきたい」と今後への展望を熱く語りました。

株式会社HITOMIOテクノロジーズの代表取締役CEO・小泉英一さん(写真中央)、『セケンテー/ぼくらは囚われない』パーソナリティーのCEOセオ(同右)と田中大貴(同左)

※ラジオ関西『セケンテー/ぼくらは囚われない』2024年1月13日放送回より


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『セケンテー/ぼくらは囚われない』
放送日時:毎週土曜日 20:00~
放送局:ラジオ関西(AM 558KHz / FM 91.1MHz)
連続起業家兼アーティストのCEOセオとフリーアナウンサー田中大貴がパーソナリティーを務める。

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