高級ブランド「シャネル」などに類似したロゴが入った偽ブランド品を輸入しようとしたとして、神戸税関は2月15日、神戸市兵庫区のベトナム国籍の20代夫婦を関税法違反容疑で神戸地検に告発した。
神戸税関によると、この夫婦は衣料品販売会社を経営し、 2023年10月19日~11月24日、「シャネル」「イブ・サンローラン」「バーバリー」「グッチ」などのアクセサリーや衣服などの模倣品を、中国から国際スピード郵便で19回、計887点を密輸しようとした疑い。2人は「転売目的だった」と容疑を認めているという。
大阪税関・大阪外郵出張所職員による輸入検査で発見され、送付先がこの夫婦の住所だったため、神戸税関に移管し、兵庫県警と共同で調査していた。
2人は神戸市兵庫区の倉庫に偽ブランド品を販売目的で所持していたとして、2023年12月に商標法違反(販売目的所持)容疑で兵庫県警に逮捕され、神戸地検が起訴している。