私立・武庫川女子大学（兵庫県西宮市）で、「同僚の教授が女子学生にセクハラしている」といった虚偽の内容を書いた手紙を大学に送りつけた准教授の男（41）が、2月29日、名誉棄損容疑で兵庫県警に逮捕された。
准教授は2024年1月、匿名で同じ学部の男性教授（67）について、「学校内で女子学生にセクハラしている」という趣旨の内容の文書を封筒に入れ、大学の関係者に複数郵送した疑い。少なくとも大学関係者28人が、この文書を閲覧していた。
大学側の調査で、男性教授のセクハラ行為の事実は認められなかったという。
准教授の男は「私が作成した文章であることに間違いない。文書は私が送付した」と供述し、事実関係を認めているという。
武庫川女子大学・瀬口和義学長は1日、准教授の逮捕を受け、「教員が逮捕されるという事態になり、大変遺憾です。今後の捜査の進展を見て厳正に対処するとともに、信頼回復に努めてまいります」とコメントした。
