「アスリートだった人は営業成績が優秀な人が多い」理由とは? ビジネススクール講師が分析 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「アスリートだった人は営業成績が優秀な人が多い」理由とは? ビジネススクール講師が分析

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 アスリートと営業の相性について、2つの会社を経営する営業のスペシャリストであり、ビジネススクールで講師を務める「お金のプロ」が、ラジオ番組で語りました。

「営業の仕事はスポーツと共通しているところがある」と話すのは、投資コンサルタントの伊東豊さん。保険代理店業のスマートプランニング株式会社と、「農耕型」資産形成コンサルタント業のスマートハーベスト株式会社で、代表取締役を務めています。また、22歳から保険営業マンとしても長らく第一線で活躍してきた営業のスペシャリストでもあり、現在はアスリート向けのビジネススクールで講師も務めています。

 伊東さんによると、「アスリートだった人は営業成績が優秀な人が多い」のだそう。その理由については、「組織のなかでいろいろやっていくうえで、アスリートは、いいかどうかはともかく、縦社会、横社会を経験している。そこで自分をどう輝かせていくか、ということを訓練しているのかなと思う」と、持論を展開。

 また、「根性がある点や、たとえ試合に負けても『次、頑張ろう!』と気持ちの切り替えができるアスリートは営業に向いている」とコメント。ときには商談で失敗したり、めげることも多い営業マンですが、厳しい世界を生き抜いたアスリートのタフネスさは武器になると分析していました。

 営業向きの競技について、伊東さんは「僕は多くのスポーツを知らないが、サッカーや野球など、チームでやるようなスポーツはいいかもしれない」と、団体競技をピックアップ。「ものやサービスを売るのが営業の仕事だが、その前に自分を売り込むことが一番大事。横の人、上下の人に認めてもらったり、それこそ子分、手下を作る能力は最高。それはお客さんを作る能力と相通じるところがある」と述べていました。

 実際に伊東さんの講義を受けたというプロサッカー選手の船田麻友さん(INAC神戸レオネッサGK)は、「『売り込まない営業』という講義を受けたが、そこで1個1個のプロセスが大事ということを教わった。そして、相手にとってのベネフィット(利益や価値)を提供するという言葉が一番(自分に)刺さった。そこから、相手にとって何が一番いいのかを念頭に置きながら、自分がいろいろ行動するようになった」と感想を話していました。

 伊東さんはビジネススクールで講師を務める思いについて、次のように語っています。

「新卒では7割くらいが営業マンになるが、学校で営業を習うことはない。間違った上司が世の中にはいっぱいいるから、そんな先輩たちが『売ってこい! あなたのノルマは●●●だ!』と言う。それで、売り込みに行って、お客さんに嫌われて、売れなくなって、悩んで、心を病む人が、世の中にいっぱいいる。これは悲しいこと。だから、若いときから営業は何か、営業の本質というのを、みんなに知ってもらいたい。それで世の中に出れば、営業はつらいものでもないし、楽しいものでもあるので」

「そこ(営業の醍醐味)はスポーツと共通しているものがある。一歩一歩(地道に)階段を上がって(向上して)いくと気持ちいいものだし、最後に試合に勝つ、自分に勝つということができれば、『やったー!』となる。これは営業の世界でも味わえる。そういったことをちゃんと知ってもらいたいと思って(スクールの講師として)参加しているし、一人でも多くの人の役に立ちたい」

伊東豊さん(写真中央左)、船田麻友選手(同中央左)と、ラジオ関西『アスカツ!』パーソナリティーの中田仁之(同右)、西岡詩穂(同左)

※ラジオ関西『アスカツ!』2024年2月10日放送回より


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『アスカツ!』(ラジオ関西 毎週土曜午後8時30分~)
アスリートに特化したビジネススクール「Athletes Business United(R)(ABU)」学長の中田仁之とフェンシング元日本代表・2大会連続五輪出場選手である西岡詩穂がパーソナリティ。アスリートをゲストに迎えてさまざまなトークを展開する。
【番組公式Twitter】



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