昨今話題の「チルブーム」。2016年ごろから若者を中心に始まり、未だ人気のムーブメントとなっています。チルという言葉は「この音楽がチルい」「チルしよ〜」という風に会話の中で使われます。
そもそも「チル」とは「chill out(チルアウト)」の略語。元々アメリカのラッパーたちのスラング用語として使われていました。日本では「落ち着く」「まったりする」という意味で広まり、ここ数年“チル文化”は音楽や映画などさまざまなカルチャーに派生する要素となっています。今回はそんなチル文化の一部を紹介していきます。
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【チルミュージック】スローテンポな曲調を表します。雨の日や、家でゆっくりしたい時に聴く音楽にカテゴライズされることがしばしば。作業BGMとしても活用されています。日本では「シティポップ」が類似ジャンルとして挙げられます。
【チルスポット】心落ち着く・リラックスできる場所のことを指します。具体的には、落ち着いた海辺やカフェなどが相当します。また、自然の多い場所に行くことやキャンプすることを「チル旅」、人気の少ないたそがれられるような場所を歩くことを「チル散歩」と言いうそうです。
【チル友】のんびり過ごせる友達のことを言います。前述したチル旅やチル散歩を共にする仲間のことで「気を使うことなくゆったりした空間を共に過ごせる人」だそう。2018年にはSNSの流行語ワードにもノミネートされ、それ以降話題のワードとなっています。
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誕生以来発展しつづけるチル文化。水タバコの「シーシャ」など、チルアイテムも続々登場しています。今後の成長が楽しみなカルチャーのひとつではないでしょうか。
(文=弘松メイ)
※ラジオ関西『Clip』2024年3月21日放送回より