ヴィッセル神戸、天皇杯で勝利した川崎フロンターレとJ1で再戦 等々力でのリーグ戦2012年以来の勝利なるか | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ヴィッセル神戸、天皇杯で勝利した川崎フロンターレとJ1で再戦 等々力でのリーグ戦2012年以来の勝利なるか

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 毎週月曜日の午後6時からラジオ関西で放送している、サッカー・J1のヴィッセル神戸応援番組『GOGO!ヴィッセル神戸』。23日放送回では、ウイークリーマッチレポートで18日に行われた天皇杯第99回全日本サッカー選手権大会ラウンド16(4回戦)、川崎フロンターレとの試合をプレイバック。また、28日には明治安田生命J1リーグ戦第27節でも同じ対戦が組まれていることもあり、選手のコメントを交えながら、その一戦への展望や見どころも放送した。

 天皇杯ラウンド16の序盤は、川崎Fに対して「今までの相手と違って、リーグで1番ポゼッションに関してはうまいチームですし、前から取りに行くということをトライしたなか、うまくはがされてしまうシーンがあった」と山口蛍。なかなか攻めに出られなかったが、GK飯倉大樹のファインセーブなどもあってピンチをしのぐと、川崎Fの負傷交代によるポジション変更があった32分以降、クリムゾンレッドは攻勢に転じる。セルジ・サンペールが自在にボールを操りだし、その司令塔のパス出しを起点に、38分に山口蛍、ハーフタイム直前には古橋亨梧がゴールを決め、2-0で前半を折り返す。

 後半も、63分にカウンターから「仕掛けたらシュートまでイメージしていた」という小川慶治朗が天皇杯3戦連続ゴールを記録。これで完全に試合は決したかと思われた。ただ、「ミスで失点してから、ちょっと苦しくなってしまった」と振り返るのは、この試合で先発したジョアン・オマリ。また、山口も「みんな、3-0になってから、『もう勝てるだろう』という気持ちが多少なりともあったと思う。取られ方もそうだけど、奪われたあとの、あそこ(失点)までいく流れのなかで防げるシーンもあったと思うので、そこの(攻守の)切り替えも含めて、みんなでもっとやっていかなくちゃいけない」と猛省するように、一瞬の緩みを見逃さない川崎Fの反撃を浴び、1点差にまで詰め寄られる。

 それでも、80分にはルーカス・ポドルスキが万雷の拍手を受けながらピッチに約4か月ぶりに登場するなど、頼もしい主軸がまたひとり戻ってきたなか、チームは最後まで粘り強く戦い、3-2で勝利。初タイトル獲得へ一歩前進した。そして、10月23日の準々決勝(午後7時キックオフ)では、ノエビアスタジアム神戸で、同じJ1の大分トリニータと対戦することも決まった。

 そこから10日後に、再び川崎Fと相まみえるなか、J1残留争いからの脱却を図るためにも、リーグ戦でも勝利をもぎ取り、チーム力向上を証明したい、神戸。この一戦に向けてのトレーニングでは、天皇杯を欠場していたダビド・ビジャやアンドレス・イニエスタも元気な姿を披露。さらに、天皇杯翌日の関西ステップアップリーグではポドルスキがゴールを決めて調子を上げてくるなど、陣容が揃ってきたなか、どのメンバーでアウェイ戦に乗り込むかは大きな楽しみのひとつだ。

 番組に電話出演した、川崎Fを追うサッカーライターの江藤高志氏(川崎フットボールアディクト編集長)も「ビジャとイニエスタがいないなかで3失点したこともあり、怖いチームと感じた。1つでも打つ手を間違えると、一気にやられてしまう、それくらいのクオリティのあるチーム」と神戸の攻撃を警戒。公式戦6試合連続複数得点中ということもあり、この試合でもクリムゾンレッドの誇るアタッカー陣への期待は高まる。

 しかし、相手はリーグ2連覇中で、今季も4位と上位争いを展開中の川崎F。「攻撃の多様性も出てきた」(江藤氏)王者は、小林悠、中村憲剛、家長昭博のJリーグMVPトリオや、元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン、実績抜群の阿部浩之をはじめ、攻撃のタレント揃い。そこに、成長株の脇坂泰斗や知念慶らも加わり、どこからでも得点をとれる力も持つだけに、天皇杯同様、神戸としては耐える時間も出てくるだろう。

「ずるずると引いちゃって、ディフェンスラインの近くまで下りてきて守備をしてしまうと相手の思うツボなので、我慢して高い位置を保ちながらプレスするというのを続けたい。また、(天皇杯では)起点が前にできないところで、自分たちのリズムを作れないところがあり、何度か前に行ったけど攻め急いだり、もう2、3本我慢したいところで取られたりして、自分も縦に急ぎすぎて取られたところもあった。そこをもうちょっと落ち着いてボールを支配できればと思います。それは次の試合にしっかり(反省点として)持っていきたい」と天皇杯の反省を踏まえながら、再戦でのポイントを示すのは、酒井高徳。いまやチームに不可欠な24番のコメントのとおり、いかに引かずに、なおかつ、焦らずに主導権を握って戦えるか。そういった課題を克服できたときには、2012年以来となるアウェイ・等々力陸上競技場でのリーグ戦勝利につながってくるはずだ。

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GOGO!ヴィッセル神戸 | ラジオ関西 | 2019/09/23/月 18:00-18:30

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