神戸・和田岬にある「こべっこランド」(神戸市兵庫区)周辺の施設や店を絵本調のイラストで紹介する「こべっこランド沿線マップ 」が、このほど完成しました。3月27日から、こべっこランドや市営地下鉄の一部の駅のラックなどに置かれています。
こべっこランドは神戸市立の児童センターで、2023年2月にハーバーランド(神戸市中央区)から現在の場所に移転しました。
今回のマップは、市営地下鉄沿線の施設をより多くの人に利用してもらおうと神戸市が企画したもので、神戸市在住のイラストレーター・絵本作家の夏きこさんが作画を担当しました。
マップはA3サイズ、見開き4ページ。ファミリー向けの飲食店や「兵庫津ミュージアム」、御崎公園内に保存されている「神戸市電1103号車」など、和田岬周辺の計8つの施設・店舗をカラフルなイラストで紹介しています。
夏きこさんによると、マップ作成にあたってまず浮かんだのが“テーマパークのパンフレット”。こべっこランドを中心に、歩いて回れる範囲にさまざまな“ゾーン”を配したイメージです。
2週間ほどかかって描き上げられたマップの中に、文字はほとんど見られません。外観や商品の個性など、施設や店の有形無形の特徴だけが表現されています。夏きこさんは「絵を見て『どこにあるんやろう?』『行こう』と思ってもらえることを想像し、子ども目線で描きました」と意図を語りました。