栄養士の資格を持つ落語家の桂ぽんぽ娘(ぽんぽこ)が、ラジオ番組『原田伸郎のびのび金ようび』(ラジオ関西)に出演。テレビ番組の料理自慢芸人対決にも出場する腕前を生かし、だしがおいしい「おでん」のオリジナルレシピを紹介した。
ついに、最終回を迎えた当番組。今までの感謝を伝えるリスナーからのメッセージが紹介されると、パーソナリティーの原田伸郎は「うちの奥さんもずっと聞いていて、ときどき食卓に出てくるんですよ」と、ぽんぽ娘のレシピを自宅で楽しんできたことを明かした。
今回紹介したのは、「おでん」のレシピ。ぽんぽ娘は「具材は好きなもの、そのときに冷蔵庫にあるものを使ってほしい」と話し、レシピで使用した以外にも、ブロッコリー、玉ねぎ、じゃがいもや厚揚げなどもおすすめだと紹介した。「ポイントは、隠し味に少しだけ焼き肉のタレを入れることです」と解説しつつ、作り方を紹介した。
◆おでん
【材料】
・大根
・こんにゃく(1枚)
・プチトマト
・ウィンナー
・ちくわ
・たまご
・練り物
☆だし
・めんつゆ(大さじ4)
・みりん(大さじ2)
・オイスターソース(大さじ1)
・焼き肉のタレ(大さじ2分の1)
・水(約1リットル)
【作り方】
(1)米のとぎ汁で大根を下ゆでする。このとき、スプーンでちぎったこんにゃくと、よく洗った卵を殻つきのまま一緒にゆでる。ほかの具材は、食べやすい大きさに切っておく。
(2)鍋に水と調味料、よく洗った大根、こんにゃくを入れ、沸騰しないように気をつけながら煮込む。
(3)大根に味がしみたら卵やほかの具材を加え、煮込んだらできあがり。
こんにゃくは、包丁を使って切るよりもちぎったほうが味がしみこみやすい。下ゆでした大根は、そのままだと米のとぎ汁のくさみがついているため、しっかり洗うのがポイント。
関東出身のぽんぽ娘は、だしは煮物とおでんの中間くらいの甘辛い味つけが好みなのだそう。「最終的におでんのだしをご飯にかけて食べるのが好きなので、今回のレシピもご飯にかけたときにおいしいくらいの濃さに仕上がります」とのことなので、薄めの味つけに慣れている場合は水を多めにして薄めてほしい。
煮込む際に最も大切なのが、沸騰させないこと。沸騰するとだしがにごって煮物に近い味になってしまうため、おでんらしいおいしさがなくなるのだとか。
余っただしは、炊き込みご飯やだし巻き玉子に使ってもおいしいそうで、ぽんぽ娘は「とにかくだしがおいしいので、うどんに入れるなど好きに活用していただきたいです」と締めくくった。
冷蔵庫にあるもので簡単に作れておいしい、料理上手&節約上手な一品となった。
◆桂ぽんぽ娘
吉本興業。東京出身の上方落語家。昭和女子大学短期大学部食物科学科卒。女性落語家としては珍しい「ピンク落語」が有名。栄養士の免許も取得し、笑いと栄養の両面から健康をテーマにした講演も行っている。
※ラジオ関西『原田伸郎のびのび金ようび』 2024年3月29日放送回より
【放送音声】2024年3月29日放送回