就職活動や妊娠・出産など、なにかを成し遂げる際に必ず壁となる「年齢制限」。関西を中心に活躍するフリーアナウンサー・清水健がパーソナリティーを務める番組では、「夢と年齢制限」をテーマにメールを募集した。
意外にも、リスナーからは「ない」という声が多数寄せられ、「夢はいくつになっても持っていたい」「子どもがいるとどうしても制限があるが、子育てが終わってから叶える」など、ポジティブな意見が多く届いた。
清水はリスナーからの前向きなメッセージにうなずきつつも、「なにをもって“夢”とするかはわからないが、『無理かもしれないけど“ええな”と思う気持ち』はいくつになっても持っていたほうがいい。それ(夢を持つこと)に年齢制限はないと思うが、叶うかどうかには年齢制限がある気がする」と本音をこぼした。
あるリスナーから寄せられたのは、「15歳のころから母の看病をしていました。(母は)昨年他界し、この先どうして生きていけばいいのか、心身ともにボロボロに。しかし、やりたかったお花に携わる仕事につくことができました」というお便り。
「介護をするというのはめちゃくちゃ大変で、想像以上に大変やったと思います」とリスナーを労った清水は、「ご家族にしかわからないことがたくさんある。いまこうしてメールを送ってくださっている、その行動がとてもうれしいです。この番組が、リスナーにとっての“(思いを)吐き出せる場所”になればと思います」と自身のまっすぐな思いも述べた。
一方、清水とともにパーソナリティーを務める絵本作家・夏きこは、自身の夢について「イラストでフランスのファッションウィークに出ること」とコメント。
これに対し、清水は「『年齢制限なく頑張れます!』とエールを送れます。夢にはあるかもしれないが、頑張ることに年齢制限はないんだと思います」という持論とともに、番組を締めくくった。
※ラジオ関西『Clip木曜日』内「もしもの未来」2024年4月25日放送回より