好きなものや、人、言葉……。それらは、目標に向かって励む際の“支え”となる大切な存在。
関西を中心に活躍するフリーアナウンサー・清水健がパーソナリティーを務める番組では、「わたしの支え」をテーマにメールを募集した。
「お気に入りのラジオ番組」「今まで見てきた映画や本」など、リスナーの中では好きなことが支えになっている人が数多くいる様子。清水とともにパーソナリティーを務める、絵本作家の夏きこも「オリックスバッファローズが支え」と話す。
リスナーにとっての“支え”を知った清水は、「(好きなものって)自分の原点に戻るんかな」とコメント。
そんな清水の支えは、「一番は家族。でも、根底にあるのは“悔しさ”」だという。「『なんでできひんねやろう』という思いが、『次はこうしたい』につながり、頑張ろうと思う支えになっている」そうで、「悔しさを次につなげようとするのが、自分の支えなのかな」と述べた。
リスナーのなかには、「がんばりすぎやんでいい」という言葉が支えになっているという人もいた。
このメッセージに大きくうなずいた清水は、「みんな十分がんばっている。僕の好きな言葉に、『無理せずに、がむしゃらに』というのがあります。がんばりすぎて自分の心がダメになってしまうと意味がない。がんばっている自分をほめてほしい」とエールを送った。
また、あるリスナーからは「4人の子どもたちが支え」というメッセージが届いた。
「夫が天国に旅立って、『高校生から小学生までの子どもたちと一緒にどうやって生きて行くのか』と、泣くことも忘れるくらいに呆然としていた私を、(子どもたちは)今日まで支えてくれました」
メッセージを読み上げた清水は、「なにが大変かはわからない。でも、これ(子どもたちが支えであること)が僕たちにとっての当たり前。(メッセージを送ってくれたリスナーは)気が張ってパンパンやったと思う」と、リスナーに寄り添いながら自身の思いを述べた。
そんなリスナーは、「シンママ歴12年。先日、長男が家族5人を旅行に連れて行ってくれました」という。
なんとも心温まるエピソードに、清水は「(夫を亡くしたことで)『もうこの世に幸せなんかない』『これ以上つらいことなんてもうない』という気持ちになったかと思います。でもいま、息子さんが旅行に連れて行ってくれる。めちゃくちゃ素敵な家族です」と、感慨深げに言葉を漏らした。
※ラジオ関西『Clip木曜日』内「もしもの未来」2024年5月2日放送回より