サッカー・J1のヴィッセル神戸でプレーする元スペイン代表FWダビド・ビジャが、13日、神戸市内で記者会見を行い、現役引退を表明した。
ビジャは1981年12月3日生まれの37歳。2010年のFIFAワールドカップ得点王にして、スペイン代表の歴代最多得点記録を保持する(98試合出場59得点)、世界的スーパースター。レアル・サラゴサやバレンシア、そして、バルセロナ、アトレティコ・マドリーといったスペインの名門クラブなどで活躍し、オーストラリアやアメリカのクラブを経て、今季からヴィッセル神戸の一員に。盟友のアンドレス・イニエスタらとプレーし、J1ではここまで26試合出場12得点、J1得点ランキング5位タイという成績を残している。
ビジャは、「こんにちは。今日ここで会見をするのは、この場を借りて、今シーズン限りで、プロとしてのキャリアに終止符を打つ、引退するということで、この場を設けさせていただいた」と会見冒頭でコメント。「コンディションとしては、今季、ヴィッセル神戸のなかでいいプレーはでき、チームに貢献できていると思うが、サッカーに引退させられるのではなく、自分の意志でサッカーを引退したいと思った。周りと話し、自分でしっかりと考えたなか、今、その決断をするときだ」と話した。
なお、会見のなかで、ビジャは、「引退は今日ではない。1月1日の天皇杯優勝を成し遂げたあとに引退したい」と、今季終了までプレーすることを明言した。