斎藤知事「遺憾。県民におわびしたい」 批判文書を作成、流布した職員の懲戒処分受け 8日の定例会見 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

斎藤知事「遺憾。県民におわびしたい」 批判文書を作成、流布した職員の懲戒処分受け 8日の定例会見

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 兵庫県の斎藤元彦知事らを批判する文書を作成し流布したとして、西播磨県民局長だった男性職員(60)を停職3か月の懲戒処分とした件を受け、斎藤知事は8日、「職員一丸となって県政の推進に取り組む中でこのようなことになり、大変遺憾。県民の皆さんにおわびしたい」と謝罪した。

 同日の定例会見の中で話した。斎藤知事は「あらためて公務員倫理の徹底を図り、風通しの良い職場作りに向けて取り組みたい」とした。

会見で話す斎藤元彦・兵庫県知事(2024年5月8日午後、兵庫県庁)

 県によると男性職員は3月、知事や幹部職員を中傷する文書を作り、県議や一部報道機関に配布。文書を多方面に流出させ、県政への信用を著しく損なわせた。また2011年から14年間にわたり、勤務時間中に計200時間程度、多い日で1日3時間、公用パソコンを使って業務と関係ない私的な書類を作成した。

 県はこれまでに弁護士の助言を得ながら、文書に名がある関係者らへの聞き取り調査を実施。その結果、文書の中の核心的な部分について、事実でないと認定した。一方、男性職員は先月4日、不正の告発を受け付ける県の公益通報窓口に通報しており、それに基づいた調査が進められている。

兵庫県庁

 会見で斎藤知事は、▽(当初明言していた)男性職員の刑事告訴はしない▽県の調査は一定の客観性があったと考えるため、第三者機関による調査は行わない▽現在、庁内にある公益通報窓口を外部に設置することも検討課題―などの方針を示した。

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