新型コロナウィルスの影響で心理的負担を強いられる受験生を支援しようと、園⽥学園⼥⼦⼤学・短期⼤学部(学生数:約1600人)が、2020年9⽉から12月までに行う⼊試すべての検定料(3万円)を無償化すると決めた。政府の緊急事態宣⾔発令期間が延⻑されることによる特別措置で、出願・判定の⽅式にかかわらず⼊試を無償化するのは全国で初めてだ。
全国の大学で在学生向けの支援が進んでおり、同学も7日からオンライン授業に切り替えた。それに伴い、無線LANルーターの貸与など学習環境の整備を進める一方で、今年度に受験を控える学生に向けても経済的支援を行うことにした。
対象となるのは、「総合型選抜⼊試」「スポーツ特別選抜⼊試」など。
同学の広報は、「新型コロナの影響や入試改革に伴う受験環境の変化で、受験生が経済的・心理的な負担を強いられていることを考慮した。今回の取り組みに対する世間の反響などを総合的に判断し、次なる支援を検討する」としている。