大阪市港区の海遊館で6月4日、ミナミイワトビペンギンの雛が誕生した。誕生に伴い、朝の体重測定の様子を見ることができる特別イベントが6月15日(土)から7月20日(土)までの各土曜日に開催される。
ミナミイワトビペンギンはペンギンの中でも小型の種で、岩場を飛び跳ねながら移動することからこの名前がついたと言われている。南極周辺の島々に生息しており、同館内では「フォークランド諸島(マルビナス)」エリアの水槽で飼育されている。4月下旬に繫殖期を迎え、複数形成されたペアの中から雛が1羽誕生した。
現在は親鳥が子育てをしており、時折、雛に口移しで餌を与えるなどの様子を見ることができる。同館によると雛の成長は順調で、誕生時約64グラムだった体重も10日時点で約177グラムとなり、飼育員は毎朝の体重測定や観察で健康状態をチェックしながら子育てを見守っているとのこと。
また、雛の誕生に伴い、6月15日(土)~7月20日(土)までの各土曜日に、通常は営業時間前に実施している体重測定を、飼育員の解説付きで公開実施する特別イベント「のびのびイワトビ!」が開催される。同館は「愛らしい雛の成長を一緒に見守ることができるイベント。雛と子育ての様子をご覧いただくことで、生命誕生のすばらしさを感じていただければと考えています」とコメントしている。イベントについて詳しくは同館のホームページに掲載されている。