“人生の節目” その先のリアル!悲喜こもごも体験談に共感の声 元阪神・鳥谷氏、藤井聡太氏の名言も | ラジトピ ラジオ関西トピックス

“人生の節目” その先のリアル!悲喜こもごも体験談に共感の声 元阪神・鳥谷氏、藤井聡太氏の名言も

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 人生におけるさまざまな“節目”。その先に見えるものは何だろうか。ラジオ関西(兵庫県神戸市)の番組『Clip』でリスナーから経験談を募ったところ、悲喜こもごもの本音や、不安が期待に転換した経緯、意外に訪れなかった心情の変化など、十人十色のエピソードが寄せられた。またパーソナリティーからは、元阪神タイガースの鳥谷敬氏の、“節目”に関わる名言も紹介された。

 現在ピアノ講師を務めるリスナーから届いた“節目の先”は、「やっとや(ようやくだ)」のひと言。6歳からピアノを続けるもコンクールでの優勝に手が届かない日々を過ごしていたAさんが、16歳の夏に優勝をつかんだときに浮かんだのが、その言葉だったという。

 悔しさを胸に努力し続けたそのリスナーの心の声に、番組パーソナリティーの清水健(フリーアナウンサー)は、「それまでのいろいろな思いが込められていたんでしょうね」と奥深いニュアンスを汲み取っていた。なおそのリスナーは、件の優勝がきっかけで現在の職に就いたとのことだった。

フリーアナウンサー・清水健

「退職」が一つの節目だったと振り返ったのは、リスナー・Rさん。結婚・出産を経て決断した当時は、「不安しかなかった。『これからどうなるのか』という妄想が不安を大きくして、しんどくなった」のだとか。時を経て現在は、家事や子育てが思った以上に大変で、不安を感じる隙間がないほどだそう。

「いま見えているものは未来への期待」と力強い言葉で締めくくられたメッセージに、同パーソナリティーの夏きこ(絵本作家)は「泣きそう。ジーンとしちゃう」と感じ入っていた。清水は「何かをやめるときはすごくこわくて不安で仕方がないけれど、自分が決めた(選んだ)ことが将来の期待・夢に変わっていく……。こういうふうに思えると、時間が楽しく感じられるかも」と語った。

 一方、大きな節目を迎えながらも気持ちに変化はないという人も。念願だった自身の店を開いたものの「ピンとこなかった」と明かした、リスナー・“まっさん”さん。「開店がスタート地点だから、まだ(その先の景色が)見えていないのかも」という自己分析に、夏は強く共感。清水も「きっとこれからが勝負。そのときにまた、“節目”が出てくるのかも」と寄り添った。

 リスナー・しろちゃんさんは、棋士・藤井聡太氏の言葉「節目(せつもく)」を思い出したとのこと。2017年、藤井氏が史上最年少15歳で50勝に到達した際、勝利数の受け止め方として口にしたひと言で、「ふしめ」と読む以上に“先を見据える”ニュアンスを含むとの説がある。

 清水は、節目の捉え方は「自分次第なのでしょうね」と話したうえで、元阪神タイガース・鳥谷敬氏が自身とのトークショーで残した名言を紹介した。

 その名言とは、「夢に年齢制限はない」。清水は、「そのこと(鳥谷の名言)と“節目”の話はつながっていて、鳥谷くんには恐らく節目なんてない。節目がどんどん現れてくるんでしょう」と、鳥谷氏の人物像を伝えた。

 そして、「ひとつ節目を作っておいて、とりあえずがんばる。そしていろいろな思いを顧みて、また節目を置いてがんばる……。その繰り返しかもしれませんね」と、リスナーへのエールを込めて語った。

※ラジオ関西『Clip木曜日』内「もしもの未来」2024年6月20日放送回より

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