なんや少し体調が悪くて熱っぽいし、お尻の尻こぶあたりに発疹が出ていたので病院に行ってきました。
ひと通り診察したあと、お医者さんの口から出たのは「ああ、これは手足口病ですね」というひと言。私はキョトンとしてしまいました。
えーっ、手足口病!?
ちょっと待って! 手足口病って、読んで字のごとく「手」「足」「口」に発疹ができたりする病気なんとちゃいますん!?
すると、お医者さんは念押しして言いました。「そうです、そうです。手足口病は、手と足と口あたりに症状が表れたりする病気なんです」と。
ちょっと待って待って! と、もう一度お医者さんに……。
「私の症状が出たのは、お尻! お尻に出たんですよ!」
その言葉を聞いたお医者さんは、「お尻あたりにも出やすい病気なんです」と付け加えました。手足口病でしょ……? えっ、お尻はどこいったん!?
実はこの病気、お尻に出るのは珍しい症状ではないそうなんです。それを知り、ふと思いました。手足口病という、症状が出やすいところが病名になっているのに、なぜ「お尻」が入っていないのか?
病名にお尻を入れて「手足口尻病」、丁寧に言うたら「手足口お尻病」のほうが症状を表していて、よりわかりやすいんちゃいますか? と思いましたんで、お医者さんに聞いてみましたところ、「お尻に症状が表れる患者さんは、最近増えているんです」との回答が。