大阪・新世界の観光名所「通天閣」(大阪市浪速区) に1日、体験型アトラクション「Dive&Walk(ダイブ・アンド・ウォーク)」がオープンした。
「Dive&Walk」は、中間展望台屋上の外周にハーネス(命綱)を装着し、アスレチックを体験しながら一周するアトラクション「Walk」と、地上約40メートルのタワー中間部から、約14メートル下の中間展望台へ垂直に飛び降りるクイックジャンプ「Dive」の2つのアトラクションで構成される。総工費は約3億円。
通天閣では、2022年5月に全長60メートルの滑り台「TOWER SLIDER(タワー・スライダー)」が開業したばかり。人気はとどまることなく、1時間待ちも珍しくない。年間20万人以上が楽しんでいる。
そこで「Dive&Walk」は、さらに楽しく、スリリングな体験ができるタワーへと進化させるためのリニューアルと位置付けている。
体験可能な年齢は15~65歳で、料金は1回3000円。運営する通天閣観光の高井隆光社長は「アトラクションで新たに楽しんでいただき、2025年大阪・関西万博に向けて観光客誘致を促進したい」と意気込む。
観光スポットをめぐっては、世界文化遺産・姫路城(兵庫県姫路市)を管理する姫路市が、18歳以上1000円の入場料を、外国人観光客の場合は約4倍(約30ドル)に引き上げる案を検討している。同市は外国人観光客の増加に伴うオーバーツーリズム(観光公害)への対策や城の維持管理費に充てたいとしている。
通天閣はどうか?高井社長は「約半数は外国人観光客だが、国内外問わずリピーターとなっていただきたいので、あくまでも同一料金で」と話す。