7月6日(土)と7日(日)の2日間、神戸市兵庫区のノエビアスタジアム神戸で、ロックバンド・Mrs. GREEN APPLEのライブが開催されます。同スタジアムで人気アーティストによる有観客での大規模音楽ライブが実施されるのは異例。神戸市交通局では、市営地下鉄海岸線の一定時間の特別ダイヤでの運行を事前に告知し、多くの来場者の輸送に対応する準備を進めています。
「ゼンジン未到とヴェルトラウム~銘銘編~」とのタイトルで行われる今回のMrs. GREEN APPLEのスタジアムツアー。すでにチケットは完売しており、1日あたり3万人を超える来場者が訪れるノエビアスタジアム神戸公演でも周辺地域や交通機関の混雑が見込まれています。
そこで神戸市交通局では、最寄りの御崎公園駅を擁する市営地下鉄海岸線を、2日間とも午後3時台から最終列車まで、特別ダイヤでの運行を実施します。
神戸市交通局の担当者によると、御崎公園駅を基準に、西の新長田方面へは41往復、東の三宮・花時計前方面へは43往復をそれぞれ増便。開場1時間前の午後3時から夕方あたりと、終演後の午後9時以降の混雑が予想され、その時間にあわせて多くの列車を走らせます。
特に午後9時台では御崎公園駅を発車する三宮・花時計駅行きが通常6本のところを14本運行されるなど、4~5分間隔で対応。「地下鉄海岸線で出せる最大の列車本数で、お帰りになられる足を確保し、極力スムーズにお帰りいただければ」と担当者は話します。
今回の特別ダイヤは、通常のサッカー開催時(日本代表戦やヴィッセル神戸戦)のときの臨時ダイヤとは異なる特殊な態勢で、2019年のラグビーW杯時以来のものだといいます。異例の対応で輸送力確保に万全を期します。
同交通局では、ライブ終了後は、サッカーの試合時と同じく、御崎公園駅の利用を呼びかけ。なお、東行(ハーバーランド、三宮・花時計前方面)へ向かう場合は乗車までに非常に長い時間を要する可能性があるため、西行・新長田経由で地下鉄西神・山手線やJR神戸線へ乗り換えて三宮方面へ向かうう回ルートについても告知しています。ちなみに、御崎公園駅ではライブ当日、案内や人員整理、警備にかける人員を増員し、警察や警備会社と連係しながら安全確保につとめる構えです。
御崎公園駅構内ではすでにMrs. GREEN APPLEのポスターが掲示されるなど、ライブの機運を高める様子も。開催日当日にはコンコースで音楽も流される予定とのことです。
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一方、今回の会場、ノエビアスタジアム神戸は、サッカー・J1ヴィッセル神戸の本拠地。2018年からは楽天ヴィッセル神戸株式会社がスタジアムの管理者にもなっており、人気アーティストによる有観客での大規模ワンマンライブは、同社が運営管理を担って以降、これが初めてだといいます。
同社の担当者は、「Mrs. GREEN APPLEさんという時代を引っ張るビッグアーティストがノエビアスタジアム神戸初となるワンマンライブを実施いただけるとのことで、多くの方に私たちのスタジアムの新しい魅力を感じてもらえることを心から楽しみにしています。来場いただいた皆さまにとって音楽ライブの会場としてノエビアスタジアム神戸を楽しんでいただけたらうれしく思います!」と、今回のスタジアムツアーを楽しみにしている様子。
今回のライブに向けては、6月30日夜に行われたヴィッセル神戸のJ1リーグ戦の終了後、通常より撤収を早めて、翌日からのライブ仕様の設営作業に取り掛かったそうです。
担当者は、「ノエビアスタジアム神戸に以前来場されたことがある方、初めて来られる方、もしくは神戸自体に初めてお越しになる方もたくさんいらっしゃると思います。今回来場される皆さまにとって私たちのスタジアムが快適な空間であってほしいですし、ライブを存分に楽しんでほしいです。そしてぜひ神戸の街をそしてノエビアスタジアム神戸を好きになってもらい、最終的にはヴィッセル神戸の試合を応援に来てくれる方が新たに一人でもいたら最高です! ついに夏が来たといういい天気が予想されていますので、熱中症に気を付けて、Mrs. GREEN APPLEさんの最高のライブを楽しんでください!」と、来場予定の『JAM'S』にメッセージを寄せていました。