女子バレーボールのトップカテゴリー、Vリーグ1部(V1)のヴィクトリーナ姫路応援番組『いいな117ヴィクトリーナ』(ラジオ関西)。かつてヴィクトリーナ姫路でプレーし、現在はフロントスタッフの一員でもある菅原未来がパーソナリティーを務めている。5月11日放送回では、ヴィクトリーナ姫路公式SNSの新コーナーを紹介するとともに、今後活躍が期待される新人選手たちのインタビューをオンエアした。
番組ではまず、ヴィクトリーナ姫路公式SNSのお料理新企画「コロナに負けるな!みんなで一緒に乗り越えよう!」を紹介。第1弾として「免疫力アップ飯」を各選手が披露している。高木理江選手がよく作るのは味噌汁。ポイントとして、具だくさんにすること、煮干しからだし汁をとることなどをあげていた。また、金杉由香選手の得意料理は肉じゃがや生姜焼き、肉汁うどん。生姜焼きに関するこだわりとして、片栗粉をつけることによって柔らかくなり、おいしさを閉じ込められると紹介していた。
番組の後半では、前週に続き、新人選手のインタビューを届けた。
1人目は清水茜里選手。愛知県名古屋市出身、名古屋商業高校、愛知学院大学を経て、アウトサイドヒッターのポジションで入団。175センチの身長をいかし、高い2段トスから相手コートに打ち込み、点数をとるプレーが自身の持ち味だという。一方、アピールポイントとしては「小学生のときにソフトボールをしていたので、ソフトボールや野球が得意」と話した。V1リーグに向けて「今このような時期ですが、日々のトレーニングを頑張って、チームの勝利に貢献したいと思っている」と意気込みを語り、「たくさんの方に会場でプレーする姿を見ていただけるように頑張るので、応援お願いします」とファン、リスナーにメッセージを送った。
2人目は東京都府中市出身の宮地佳乃選手。名門・下北沢成徳高校から加入したアウトサイドヒッターの高卒ルーキーだ。V1リーグに向けて「初めてチームに帯同するのですが、Vリーグで戦っていくなかで、自分のプレーで通用するもの、通用しないものを早く見つけて、攻撃の面でも守りの面でもチームに貢献できるようにしていきたい」と抱負を語っていた。得意なプレーは、柔らかい肩をいかし、インナーレフトからインナーに打つスパイク。アピールポイントも、肩の柔らかさにこだわり、そこだけは人より負けないことだと話した。
チームに入団するため姫路に来て1か月になる宮地選手だが、一番大変なことは料理だという。家族と離れて暮らすことも少し寂しいと本音を明かした。ファン、リスナーに向けて「新人らしく応援してくださる方々に、元気を与えられるようなプレーをしていくので、応援よろしくお願いします」と伝えた。
3人目は清田萌選手。埼玉県上尾市出身、文京学院大学女子高校でキャリアを積んだセッターで、こちらも高卒ルーキー。2020-21シーズン入団内定選手として、V・チャレンジマッチに出場し、すでにヴィクトリーナでデビューを果たしている。「他のチームに比べたら若いチームだと思いますが、それを武器にチーム一丸となって、全力で優勝を目指します。個人的には明るくチームの勝利に貢献できる選手になりたい」と新シーズンへの決意を新たにした。
持ち味について、「得意なプレーというより、あきらめない姿を見てほしい」と答えた清田選手。アピールポイントは、なぜか「ヘディング」。サッカーの経験はないが、高校時代サッカー部に所属していた友人にリフティングやヘディングを教えてもらったそうだ。宮地選手と同じく、練習から帰って疲れたときに料理をするのが大変だというが、家族や友人と連絡を取っているのでホームシックはあまり感じていないと明るく話していた。