生活するうえで、人はひとりでは生きていけないもの。助けが必要な人もいれば、人の役に立ちたい人もいます。
今年5月、神戸市は「困っている人のために何かしたい」という大切な思いを実現する窓口として、「地域貢献相談窓口」を設置しました。
地域に貢献したい、役に立ちたいという“想い”を持つ人が対象で、個人・団体・企業を問わず利用が可能。「神戸市でなにかを行いたい」という思いを持つ人であれば、どの地域からでも相談することができます。
さらに、NPOや地域団体がボランティア活動を募集するサイト「ぼらくる」も設置されました。活動内容や場所を選択することができ、ボランティアを求める人とボランティアをしたい人をマッチングさせるサイトとなっています。
サイトでは、ボランティア参加者以外にも、神戸市内でボランティアを募集したい団体も募っています。
ボランティア内容は、子どもたちの夏休みイベントのサポーターや、学習支援地域環境保全として竹林整備で竹を刈る活動など、多種多様です。
大学生から仕事を卒業した人まで、年齢や経験を問わず「社会活動に参加したい」という思いを持つ人のための「地域貢献相談窓口」と「ぼらくる」。活用することで、仲間づくりや社会参加にもつながるのではないでしょうか。
神戸市地域協働局つなぐ担当係長・岡崎祐太さんは、このように語りました。
「『社会のために何かできるのではないか』という漠然とした気持ちを持っていても、実際にどのようにして参加すればいいのか具体的な方法がわからない。また、自分に何ができるのかが明確ではないことから1歩を踏み出せないという人も、地域貢献相談窓口を利用することで自身が持つスキルに気づくことができる。活動に踏み出せるきっかけへとつながれば」(岡崎さん)
※ラジオ関西『サンデー神戸』より