スポーツ紙ベテラン記者が語る「夢を持ち続ける力」の大切さ 好例は阪神の『次世代エース』才木浩人 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

スポーツ紙ベテラン記者が語る「夢を持ち続ける力」の大切さ 好例は阪神の『次世代エース』才木浩人

LINEで送る

この記事の写真を見る(2枚)

この記事に関するTwitterを見る

 デイリースポーツでコンテンツ統括部長兼報道部長を務める岩田卓士さんがラジオ番組に出演し、「プロになるために必要なもの」について語りました。

 岩田さんは、1994年にデイリースポーツへ入社。95年に阪神、96年に近鉄、97年から3年間は広島を担当し、2000年からは阪神担当に復帰。2003年と05年のリーグ優勝時には阪神担当キャップを務め、多くのプロ野球選手と密接に関わってきました。現在はコンテンツ統括部長兼報道部長として活躍しています。

デイリースポーツの岩田卓士さん

 もともと極度の緊張はしないタイプで、どんな選手や監督に対しても臆することなく取材を行ってきたという岩田さん。唯一「非常に緊張した」と振り返った人物は、元阪神の真弓明信さんでした。

 真弓さんのファンだった岩田さんは、当時の心境について、「自分はプロ野球選手になれなかったけど、ギリギリまで(夢の世界に)近づけたなという思いはありましたね」と語ります。

 岩田さんによると、プロになれる人が持っていると感じるものは、なにがあっても「夢を持ち続ける力」だといいます。最近の選手でそれを体現してきた1人には、阪神の才木浩人投手(25)の名前を挙げました。

 才木投手は、高校進学時、野球の名門校から声がかからず、地元・神戸の公立高校(神戸市立須磨翔風高校)に入学。悔しさをバネに、2年時には春の県大会で準決勝、夏の県大会でも準々決勝進出を果たし、「プロになる」という夢を持ち続けた結果、2016年のドラフト会議で阪神から3位指名を受けて入団しました。

 2023年シーズンでは自己最多の8勝を挙げ(8勝5敗・防御率1.82)、阪神の38年ぶりとなる日本一に貢献。今シーズンも、すでに昨年と並ぶ8勝を記録(7月21日現在)。オールスターのファン投票では45万票を獲得して1位に輝き、第1戦で先発して勝利投手となった右腕は、『虎の次世代エース』としても注目されています。

 夢をあきらめず努力し続けた人たちの成長を見ていると、「あきらめずにもっと頑張れば、人生は変わっていたかもしれない」と思うこともあるという、岩田さん。「子どもや親御さんに伝えてあげたい。(プロの選手に)なれるわけないやろと言わないで。目指し続けたら(その夢に)届く人がいるかもしれない」と、ラジオのオンエアを通じて夢を持ち続けることの大切さを訴えました。

写真左から、ラジオ関西『アスカツ!』パーソナリティーの中田仁之さん、デイリースポーツの岩田卓士さん、同番組パーソナリティーでフェンシング元日本代表の西岡詩穂さん

※ラジオ関西『アスカツ!』より

(2024年7月13日放送回)

『アスカツ!』(ラジオ関西 毎週土曜午後8時30分~)
アスリートに特化したビジネススクール「Athletes Business United(R)(ABU)」学長の中田仁之とフェンシング元日本代表・2大会連続五輪出場選手である西岡詩穂がパーソナリティ。アスリートをゲストに迎えてさまざまなトークを展開する。
【番組公式Twitter】

LINEで送る

関連記事