五輪選手村の食堂 昔もひどかった!? 2大会連続メダリスト「スーツケースの半分は食を入れていた」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

五輪選手村の食堂 昔もひどかった!? 2大会連続メダリスト「スーツケースの半分は食を入れていた」

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 日々熱戦が繰り広げられているパリ五輪ですが、選手村の食事については、アスリートからも様々な声があがっています。それは過去の五輪でもみられた光景のようで……。ソウル(1988)とバルセロナ(1992)の2大会連続でメダリストとなった体操元日本代表・池谷幸雄さんが、パリ五輪開幕前に放送されたラジオ番組『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』(ラジオ関西)で、当時の様子を振り返るとともに、大会中の食事に関する秘話を明かしていました。

池谷幸雄さん

〇池谷幸雄さん
「当時は日本食もなく、選手村の食堂はおいしくないですから。全世界の食事があっても、その国の味付けの日本食。日本がやるようなお米の炊き方ではなく、ボイルしたパサパサのお米しかなくて、そんなの食えるわけない! だから僕はスーツケースの半分には食を入れていた。レトルトやインスタントラーメンとか……。

(アスリートがインスタント?)当たり前じゃないですか、それがいい! めっちゃおいしい! 食堂もメインは1週間で替わったとしても、サイドメニューが一緒なので、毎日同じようなものを食べている。1日半いたら飽きてしまう……。

何かあったら困るので外食はできない。(当時)マクドナルドやピザハットとかをタダでもらえたが、選手村で僕らがいるところからめちゃくちゃ遠い!

バルセロナ五輪の団体戦で銅メダルをとったとき、お祝いはマクドナルドだった。『やった! 今日は豪華に行こう!』となって、コーチが(五輪期間中)チャリンコ(自転車)1台だけを買っていたので、(誰が取りに行くか)じゃんけんをして決めたら、忘れもしない、松永(政行)さんという僕の1個上の先輩が負けて。メダリストがチャリに乗って、みんなの分をマクドナルドでもらって、それを食べたというのが、お祝いだった」

※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』より
(2024年7月22日放送回)

池谷幸雄さん(左)と、ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』パーソナリティーの林歳彦氏(右)・田中大貴(奥)
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