神戸でゲリラ豪雨 都賀川で一時、急な増水 天候回復で落ち着くも注意を呼びかけ | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸でゲリラ豪雨 都賀川で一時、急な増水 天候回復で落ち着くも注意を呼びかけ

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 15日午後3時ごろ、神戸市内でゲリラ豪雨が発生し、その影響で灘区の都賀川では一時、急な増水が発生しました。近くにある灘区民ホールのスタッフがその模様を撮影のうえでSNSに公開し、注意を呼びかけていました。

都賀川の増水のようす 灘区民ホールのXより

 灘区民ホールのスタッフによると、ゲリラ豪雨から、5分と待たずに増水し、波を打つように濁流が発生。「動物か何かが流される様子」も目撃したそうです。ゲリラ豪雨前には川下でバーべキューを行う人々もいたそうですが、スタッフらの声掛けもあり、増水し始めたときにはすぐに川から離れ、一時取り残された人も緊急脱出用のタラップで脱出。また、警察や消防がすぐにパトロールにあたり、河川敷に入れないよう門扉を締めて対応しているとのこと。

 灘区民ホールのスタッフは、「もともと都賀川は増水しやすい川だが、この勢いでの増水はかなり久しぶりで驚いた。雨があがり川は落ち着いてきたが(急な増水は起こり得るので)今後も注意してほしい」と話していました。

 都賀川を管理する神戸県民センター 神戸土木事務所によると、ゲリラ豪雨の影響による増水については今のところ被害の報告は入っていないとのこと。カメラを設置して状況を注視するとともに、近くの灘警察署の署員が順次、現場をパトロールしており、注意報が出ている間は門扉を締めて河川敷に入れないよう対策をとると述べていました。

 地元区民の憩いの場所として親しまれている都賀川ですが、2008年7月には突然の豪雨により10分間に1.3メートルも増水し、河川敷にいた16人が流され、そのうち子ども3人を含む5人が死亡したという痛ましい事故も発生。このような事故を繰り返さないよう、神戸市の公式ホームページでは「きちんと知ろう都賀川のこと」というページを設けるなど、急な河川の増水などに注意を呼びかけています。

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