清水寺“千日詣り”多くの外国人客 イタリアの男性「日本で起きたら…」南海トラフ地震臨時情報受け | ラジトピ ラジオ関西トピックス

清水寺“千日詣り”多くの外国人客 イタリアの男性「日本で起きたら…」南海トラフ地震臨時情報受け

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 世界文化遺産・清水寺(京都市東山区)で、お盆の恒例行事「千日詣り(せんにちまいり)」が16日まで開かれた。

本堂・内々陣が公開された清水寺「千日詣り」〈2024年8月15日午後 京都市東山区〉

 訪れた人々は、清水寺・本堂(国宝)の奥に位置する内々陣(普段は非公開)で、本尊が安置されている厨子の前で本尊を模した「御前立(おまえだち)」に手を合わせていた。

清水寺・仁王門 コロナ禍の閑散期を経て、ようやくかつてのにぎわいを取り戻した〈2024年8月15日午後〉
本堂「清水の舞台」のヒノキも新調され4年

 清水寺は多くのインバウンド(訪日外国人)でにぎわう観光地のひとつ。

イタリア・ローマから訪れた女性「京都を訪れたのは初めて 厳かな空間に魅了される」

 自然災害が多い日本は、訪日外国人客が災害に巻き込まれる可能性が高い。しかし外国人にとっては、日本での災害発生時に「自分がどのような状況に置かれているのか、どのように対応すべきか」という情報を手に入れることが難しい。

イタリアから訪れた男性は「緊急時、多言語での情報発信は必須」と話す

 イタリアから訪れた20代の男性は、1週間の日本滞在で京都と東京をめぐった。「来日直前にインターネットのニュースで“南海トラフ”の存在を知った。イタリアも歴史的に多くの地震に見舞われているから、気にはなっていた」と話す。

 ヨーロッパではギリシャやトルコと同様、イタリアも地震多発地帯とされている。「旅先で自然災害に遭遇すると、とたんに不安になる。特に帰国できるのかどうかが心配になる。緊急時の多言語での情報発信について、きめ細かくお願いしたい」と話した。

2024年も東日本大震災被災地・岩手県の「南部風鈴」が奉納された 15年目となる
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