東映太秦映画村(京都市右京区)で、9月14日から、妖怪をテーマにしたフェス「怪々YOKAI祭」を開催する。約100体の妖怪のパレードやアート展示、アニメーション作品など、伝統的な妖怪文化に現代のポップカルチャーを融合させたイベント。12月8日まで。
百鬼夜行の世界観を再現する「うずまさ百鬼夜行」は、無数の妖怪たちが練り歩く平安時代の京都の夜をモチーフにしたパレード。“ぬらりひょん”や“お歯黒べったり”などさまざまな妖怪が登場する。開催は期間中の土日祝のみ、1日2回(11月2日・3日は除く)。なお、初日の9月14日と、10月26日、最終日の12月8日は、100体規模のスペシャル版「うずまさ大百鬼夜行」となる。
子ども妖怪の夜行童子(やぎょうどうじ)と一緒に、村内の“古道具”を妖怪に変化させていく「妖怪変化遊行 ようかい へんげ らりー」は、ミッションを完了するとステッカーがもらえる。人気GIFアニメーターのmisato.氏が変化アニメーションを担当する。
「京都妖怪ものがたり」は、マップに載っている二次元コードを読み取ると、妖怪文化研究家で総合プロデューサーの河野隼也氏が監修する特別映像を楽しめる企画。 加えて、妖怪が映画村各所に現れる「怪々YOKAIグリーティング」も実施。妖怪と写真を撮ったり触れ合ったりすることができる。
期間中の土日祝には、オリジナル妖怪グッズを販売する「うずまさモノノケ市」には、全国の妖怪作家が出展する。出店作家は日程により異なる。さらに「怪々YOKAIフード」として、「人魂で出汁をとった人魂ラーメン」(1000円)「カッパ沼の美味しい水」「からかさ雨乞いドリンク」(各800円)などイベントオリジナルフード・ドリンクを販売する。
「怪々YOKAIアート展」では新進気鋭のクリエイターや作家の作品が展示され、全長10メートルに及ぶ六曲一双の「百鬼夜行“幼怪”図屏風」もお目見えする。オリジナルグッズも販売される。