ドラァグクイーンのフェミニーナが、9月6日放送のラジオ番組で代打パーソナリティーとして登場。同番組は、タレントでドラァグクイーンのサマンサ・アナンサがパーソナリティーを務めているが、同日の放送を休むことになったためフェミニーナが進行を担当することとなった。
フェミニーナの出演が決まり、番組パートナーのインスタグラマー・ウラリエからは、「フェミニーナさんしか知らないサマンサさんを教えてほしい」というリクエストが。「私の前で見せるサマンサさんが、本当のサマンサさんかどうかはわからない」と前置きをしたうえで、サマンサについて語った。
フェミニーナいわく、サマンサは「『お姉ちゃんをしなきゃ』と思っている。お姉ちゃんぶりたい人」なのだとか。サマンサの中にある「しっかりしなければ」という思いが強いからだろうが、「あんた(フェミニーナ)は、まあまあおっちょこちょいやから」と言う割にフェミニーナ以上に天然な部分もあるという。
たとえば、サマンサに対して「えっ、それ知らないの?」と驚くシーンがあるのだという。これについては、「学生時代を海外で過ごしたサマンサにとっては、当時の同世代の流行などがすっぽりと抜けているのでは」と分析・フォローした。
「ドラァグクイーン界ではどんな存在?」というウラリエからの質問には、「口から生まれた人」と回答。ラジオでも得意のトーク力を生かしているが、ドラァグクイーンのショーでもMCとして出演することも多いのだそう。さらには、海外のお客さんに対しては得意の英語で出演者を紹介するなど、多才ぶりを発揮しているという。
先日行われたサマンサのトークライブ「こじんまり」においても、2時間近くをたった1人でしゃべり続け、大成功をおさめている。フェミニーナもYouTubeライブなど1人でしゃべることはあるものの、「視聴者からのコメントを紹介しているからトークができている」と実情を吐露。ウラリエも1人ではしゃべることができないそうで、この日も「フェミニーナが来てくれたから何とかなっている」と本音も飛び出した。
「先輩としてどう?」という質問には、「(私は)後輩だけど、『これは言ったほうがいい』と思ったことを言ったときのサマンサさんのテンションの差は激しい」と意外な一面を暴露。航空業界では指導をする責任者という立場だったこともあって人に指摘されるのが苦手なようで、フェミニーナは「イラついているときがある」と笑いを誘った。
さまざまな側面を紹介したうえで、サマンサについて「すごく大きな器を持っている人だが、びっくりするくらい小さな穴が空いている器」と評したフェミニーナ。「針1本分ほどの小さな穴を突くとおもしろい反面、それが逆に集中力を高めることもある」そうで、「いい意味でおちょくれる先輩」と語った。