経営コンサルティング事業などを展開している企業の代表、新井智海(あらい・ともうみ)さん。生まれてからずっと住み続ける神戸の地をもっと盛り上げたいという、地元愛にあふれた、注目の若手経営者です。
大手コンサルティング企業に勤めている時期に「地域の魅力を担うのは中小企業」という学びを得て、コロナ禍真っ只中の2021年2月に神戸で会社を立ち上げた、新井さん。
神戸でビジネスをやるメリットについては、「意外と神戸は後進的な部分が、この数十年で出たかなと。後進的というよりは、新しいものより、いいものをより(追求する)というところ」と、港町が重んじる古きよきものに着目。
「それこそ東京だとかいろんなところでやっていないことが、まだ神戸にはある」「古き良き部分をもっとイノベーションするというか、そこに可能性を感じる」と、伸びしろについても言及します。
その新井さんは、コンサル業だけでなく、実業にも着手。神戸市東灘区でヘッドスパのサロンを立ち上げています。
「僕のクライアントさんがフランチャイズの本部で、その支援をしていたとき、ビジネスモデルを確かめるというわけではないが、ふつふつと『やりたいなー』という気持ちがわいてきて、やってみようと。あとは、経営者として事業を1コやるという目標があった」(新井さん)
付き合いのある他の経営者から、実業をやって初めて経営する意味が分かると助言を受けたそう。実際にチャレンジして、「自分がコンサル業をやっている数倍、数十倍、いや、数百倍むずかしくて……。ひとつの店をスタッフらと作りあげていくという、階段を作っていく作業が、自分の目標にしているところまでいくまでに、積みあがっていったり、崩れたりする。自分の力ってあまり及ばないなと(感じる)」と、本音も吐露。
それでも、コンサル業へのプラスにも確実になっているようで、「熟睡体験をできるだけ習慣化しよう」という目的のもと、新井さんは「いい睡眠につなげるためのヘッドスパ」事業に奮闘しています。
新井さんは今後について、「地域を活性化できるコンサルとして、神戸含めて全国の企業さんの役に立ちたい。それからもっと店舗展開をしたい。経済を元気にしたいという思いがあるので、何かしら、つないでいきたい」と、展望を語っていました。
※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2024年9月9日放送回より