トレーディングカードの企画・販売を行う企業の代表がラジオ番組に出演。トレーディングカード(以下、トレカ)のさらなる可能性について語りました。
大貫康喬さんが代表取締役を務める会社、「株式会社TORECO」(大阪市)では、人と人とのつながりをつくり出し、ビジネスの交流が活性化することを目的としたトレーディングカード型の次世代名刺を販売しています。
「Business TORECO」(ビジネストレコ)と名付けられたトレーディングカード型の名刺は、一般的な名刺とは違い、自身の写真や企業情報のほかに、パーソナルプロフィールを掲載。初対面でも親近感や共感を生みやすいことから覚えてもらいやすくなるため、次のビジネスチャンスにつながるきっかけになるのが特長です。
大貫さんはこのサービスを、従来の企業情報だけでなく、個人の人柄や趣味といった“ヒューマンインフォメーション”を伝える新しいコミュニケーションツールとして位置づけ、その発展に注力しています。
現在は、「温泉」「ラーメン」「寺社仏閣」などのジャンルでも展開中。施設や店舗の魅力を写真とテキストで表現し、コレクターの興味をひきつけています。
また、それぞれのトレカには固有のシリアル番号が付与され、専用アプリと連動。ユーザーはアプリを通じて所有カードを管理し、コレクション数に応じたランキングやポイントの付与などを楽しむことができる仕組みです。
「トレカは単なるコレクションアイテムの域を超え、さまざまな分野でファンを増やす効果的な手段となり得る」と大貫さん。トレカを活用した新たなファン層開拓の可能性について言及します。
具体例として挙げたのは、フェンシングの試合観戦者に温泉の限定トレカを配布するというアイデア。温泉ファンがフェンシングの試合を観戦するきっかけとなり、新たなファン層の開拓につながる可能性を提示します。
大貫さんは、「今後、ジャンルごと、業界ごとのつながりを創出できたら、めちゃめちゃワクワクする」と述べ、トレカが異なる趣味や興味を持つ人々を結びつける架け橋としての役割を果たすことへの期待を込めました。