創業80年以上という老舗の大手塗料商社の代表が、ラジオ番組で自身が大切にしているマインドについて語りました。
工業用塗料販売で国内トップクラスの塗料関連事業と、センサーを中心とする電気・電子部品事業を展開するオーウエル株式会社(本社:大阪市西淀川区)は、1943年、第2次世界大戦のさなかに近江屋興業として設立。戦後日本の経済発展とともに成長し、創業81年目を迎えました。
同社の代表取締役を務める川戸康晴さんは、1994年に新入社員として入社。その後、塗料関連事業分野の営業、新規上場時のプロジェクトマネージャー、執行役員として総務部・人事部・経理部の担当、取締役として経営企画室・グローバル戦略プロジェクトの担当など、さまざまな経験を経て、2022年に代表取締役に就任しました。
「飽きることなく仕事を次々とさせてもらった」「せっかく任せてもらった仕事だから、100パーセントの力を出して期待を超える成果を出そうと考えてずっと仕事をしてきた」と話す川戸さんに対し、ラジオ番組『アスカツ!』パーソナリティーの中田仁之氏は「気質がアスリート」と評します。
実は、中田氏と川戸さんは同じ関西大学出身。学年は1つ違うものの、川戸さんはソフトボール部、中田氏は野球部に所属していたため、体育会仲間としてお互いのことをよく知る間柄。
中学まで野球を続けてきた川戸さんは、「どうせやるなら全国大会に行きたい」との思いから、当時、地元・鳥取県にわずか8校しかなかったソフトボールに転向。また、新しい挑戦をしたいという気持ちで、キャッチャーからピッチャーにポジションを変え、大学ではエースとして活躍したそうです。
その話を聞いた、もう1人の番組パーソナリティーでフェンシング元日本代表の西岡詩穂氏は、「(川戸さんには)『やってみよう』という気持ちがほかの人の5倍くらいある」と発言。アスリートの目線から、「会社でもいろいろなことをやれたという強さは、そこからきているのでは」と分析しました。
「『挑戦』ってすごく好きな言葉で、大事な言葉だと思っています」と話す川戸さんは、社長指針を決める際にも「挑戦」という言葉を選んだといい、「挑戦することそのものに大きな価値がある」と力説しました。
今後は、グローバルな展開も見据えているというオーウエル株式会社。川戸さんは、「歴史ある会社の社長になる責任の重さは、社長になる前に想像していたよりはるかに大きい」としながらも、「与えられた時間は、24時間みんな同じですから、今日できることを一生懸命やろうと。毎日それの繰り返しですね」と、ブレのない考え方を明かしました。
また、競技引退後の進路に不安や悩みを持っているアスリートに対し、自身の経験から「やっぱりチャレンジ精神(が大切)。それはスポーツを極めたアスリートが自然に持っているマインドだと思いますから、それを持って目の前のことに1歩1歩チャレンジしていけば、必ずよい方向に進めると思っています」とエールを送りました。
※ラジオ関西『アスカツ!』より
(2024年9月21日放送回)
☆☆☆
『アスカツ!』(ラジオ関西 毎週土曜午後8時30分~)
アスリートに特化したビジネススクール「Athletes Business United(R)(ABU)」学長の中田仁之とフェンシング元日本代表・2大会連続五輪出場選手である西岡詩穂がパーソナリティ。アスリートをゲストに迎えてさまざまなトークを展開する。
【番組公式Twitter】
本日放送のラジオ関西「アスカツ!」ゲストはオーウェル株式会社代表取締役の川戸康晴さん!
経営者はもちろん、すべての社会人にお聴きいただきたい内容です!ラジオ関西「アスカツ!」
毎週土曜日20:30〜21:00
radikoでもお聴きいただけます↓https://t.co/MGzYLESOjI #radiko— アスカツ! (@asukatsu_abu) September 21, 2024