パワーハラスメントなどの疑惑をめぐる文書告発問題で兵庫県議会から不信任決議を受け、出直し知事選への立候補を表明した斎藤元彦知事が27日、最後の登庁日を迎えた。
斎藤知事は30日午前0時に自動失職する。
斎藤知事はこの日午後6時前に退庁、その際に兵庫県庁のロビーで「3年間、全力で精一杯仕事をしてきた。県職員や県民の皆さんに感謝を申し上げたい。しばらく知事不在の事態となる。県民の皆さんに心からお詫びしたい」と述べた。
そして、「やはり兵庫県は素晴らしい。県内で多くの方々と出会った。さまざまな政策に取り組みたい。(有権者の)皆さんの力をいただき、再び兵庫県庁に戻ってきたい」と語った。
斎藤知事は2021年7月の前回知事選で、自民党と日本維新の会の推薦を受けた。今回は特定の政党の支援を受けず、無所属で立候補するとみられる。