島根県江津市と浜田市にまたがる「島根県立しまね海洋館アクアス」は、約400種・1万点の海の生物を展示する中国・四国地方最大級の水族館。島根県の県魚である「トビウオ」の通年展示をはじめ浜田市のブランド魚である「アカムツ(ノドグロ)」、島根の神話にも登場するサメ、ペンギン館では4種類のペンギンを見ることができます。
西日本で唯一「シロイルカ」を飼育する施設でもあり、ことし6月と7月に赤ちゃんが誕生しました。2頭は順調に成長しており、先に生まれたベイビーを9月から一般公開しています。
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国内では4館でしか見ることのできない貴重な生物・シロイルカ。同館では繁殖も成功しており、2024年時点で4頭生まれています。今年は、6月24日にアンナ(シロイルカの名前)が、体長155cm・体重55kgのオスを出産。さらに7月1日にはアーリャが体長160cm・体重60kgのメスを出産しました。そのうち、6月に生まれたアンナ親子の一般公開を「別館シロイルカ繁殖プール」にておこなっています。※赤ちゃんの体長・体重は推定
生まれた時のシロイルカは濃い灰色をしています。約10年かけて脱皮を繰り返しながら、その名の通りの真っ白な身体に成長していくのだそう。そんな美しいホワイトのボディが自慢の同館のシロイルカはパフォーマンスをこなす事でも有名。なかでも口から空気の輪っかを吐き出す「幸せのバブルリング」は、同館が世界で初めてパフォーマンスに取り入れ、見られるのは世界で同館だけなのです。
また、頭上から空気の輪っかを出す「マジックリング」や、まるで空気の輪っかを通り抜けているかのように見える「ミラクルリング」のパフォーマンスも来館者の注目を集めています。シロイルカだけでなく、アシカやアザラシのパフォーマンスやペンギンのお食事タイムも楽しめるのだとか。
さて冒頭で紹介した“トビウオの通年展示”、全国的にも行っているのは同館だけ。トビウオは「年魚」といって、1年で寿命をむかえる魚のため、実は大変めずらしいことなのだそう。
館内にはミュージアムショップ・喫茶コーナー・キッズルームがあるほか、館外には徒歩2~3分の場所に飲食ゾーン、水族館の裏手には日本最大級の木製アスレチック「アクアスランド」もあり、水族館と公園を1日たっぷり満喫することができます。
※ラジオ関西『Clip月曜日』2024年9月23日放送回より