日本と中国 “ものづくりの架け橋”は医療の世界でも活きる 神戸の金属機械部品メーカーの思いとは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

日本と中国 “ものづくりの架け橋”は医療の世界でも活きる 神戸の金属機械部品メーカーの思いとは

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 ICT・ロボット、健康・医療、空飛ぶクルマ・ドローンなど最先端の技術が集まる「国際フロンティア産業メッセ」。西日本最大級の産業総合展示会として、今年9月に神戸市内で開かれた。その中での「こうべしんきんビジネスメッセ2024」には様々な兵庫・神戸の企業が出展。

 今シリーズでは、メッセを通じて発信された各企業の独自技術やサービスを全22回にわたって紹介する。第3回は金属機械部品製造の三栄産商株式会社(神戸市長田区)。

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 三栄産商株式会社は中国で精密機械加工部品や金型を製造し、日本の顧客に届ける「ものづくりの商社」。主に、高品質の金属機械部品や医療機械部品を小ロット・単品オーダーにも対応して製造している。

同社が手掛ける、医療インプラントスクリューを挿入する前に挿入し易いようにスクリュー形状を形成するためのリーマー

 日本で図面を描き中国で製造、完成した商品は日本に向けて輸出する。同社執行役員・宮本政一さんは「去年から今年にかけては100社を超えるお客様と取引している」と話す。中国と日本の“ものづくりの架け橋”となり、顧客獲得の実績を積み上げているという。強みについて聞くと「スピード感」と即答。「見積もりをはじめ、製作も国内で作るより早いです」と宮本さんはアピール。

三栄産商株式会社の宮本政一さん(写真左)ラジオ関西パーソナリティの三上公也氏

 顧客層については特に医療関係が増えているという。神戸は医療産業都市であるため、その方向での需要も増やしていきたいと宮本さん。また、同ビジネスメッセについては「色々な業種の方と顔見知りになっていくので、今後の仕事をしていく上では大切なこと」と、新たな顧客拡大も示唆していた。

同社開発の手術器具用ハンドル

※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2024年9月11日放送回より

※記事内の回数は放送順です。記事の公開は順番が前後する場合があります。

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