七五三参りが本格化するのを前に、西宮神社(西宮市)では、千歳あめの袋詰めなど受け入れ準備が進められており、その様子が、7日、報道陣に公開されました。
七五三詣とは、3歳、5歳、7歳を迎えた子どもの成長に感謝し、神社へ詣でる人生儀礼のひとつで、現在のようになったのは江戸時代の中頃からといわれています。年の始めや誕生日にお祝いをしていた時期もありましたが、11月15日になったのは、陰陽道でこの日が、1年の中で最も良い吉日にあたり、江戸幕府五代将軍徳川綱吉の長男・徳松のお祝いをしてからともいわれています。
西宮神社によりますと11月15日前後の土曜・日曜を中心に多くの参拝者でにぎわいますが、近年は、9月・10月、そして12月の参拝が増える傾向があるということです。特に今年は本殿の改修工事が11月末に終わることから、「12月のお参りが多くなるのでは」とみています。
受け入れ準備は9月から始まっており、この日も、巫女たちが、紅白の千歳あめや御守り、記念品の文具セットを手際よく袋に詰めていました。巫女の長和由起さんは「お子様の成長を願って詰めています」と話し、自身も子どもの頃、西宮神社に参ったといいい「新鮮な気分です」と笑顔を見せていました。袋詰め作業は11月末まで続き、神社では5000セットを用意する予定です。