バスケットボールのBリーグは、17日、2026-27シーズンからスタートする新たなトップリーグ「Bリーグプレミア」参入のためのライセンス交付クラブを発表しました。22クラブが選ばれたなか、神戸をホームとする神戸ストークスが、その1つに入りました。
2011年に兵庫ストークスとしてクラブを立ち上げ、2015年から西宮がホームとなって西宮ストークスとして活動。2023-24シーズンから神戸を本拠地となり、神戸ストークスになったチームは、Bリーグ2部(B2)が主戦場となっていますが、動員プロジェクトや新アリーナとなる「GLION ARENA KOBE」の建設(2025年4月開業予定)、ブースターや地域との積極的な取り組みが実を結び、「アリーナ」「平均入場者数」「売上高」といった条件を3次審査でクリア。このたび、Bプレミア初年度からの参入が決まりました。
参入決定を受けて、クラブの選手たちも喜びのコメントを発表。キャプテンの渡邊翔太選手は、「Bプレミア参入決定は、クラブ全体の努力もありますが、僕の想像がつかないぐらい非常に多くの方に協力していただいての結果だと思っています。このようなクラブに所属できてうれしいです」と、クラブに関わる人々の支えに感謝。
そのうえで「自分たちにとっては今シーズンに全力で取り組むことが大事です。Bプレミアは少し先の話なので、いい結果でそこにつなげられるように、まずは今シーズン勝利を重ねていきたいです」と、いまは目先のB1昇格に向けた戦いに集中していました。
また、2011年からクラブ一筋でプレーし、「ミスターストークス」と称される谷直樹選手は、「神戸ストークスのBプレミア参入が決定したことは本当にすごいことだと思います。クラブ創設当時を振り返ると、Bプレミア入りできるまでのクラブになるとは思いもしませんでした」と、感慨ひとしおの様子。
「来場してくださった皆様がワクワクするような試合をして、もっとたくさんの方々に応援していただけるように、クラブ一丸で頑張りたいと思います。今シーズン最後の4試合は新アリーナでの開催ですが、素晴らしいアリーナの完成が僕自身も待ち遠しいですし、満員のアリーナでプレーできるのを本当に楽しみにしています。ぜひ応援に来てください!」とメッセージを発信していました。
今回の参入決定を受けて、神戸市の久元喜造市長もコメントを発表。クラブ関係者やストークスブースターへの祝意を述べるとともに、新アリーナ整備などの努力について「経済界や市民、競技団体、行政など神戸の総力を結集した証」と称賛。「これからもホストタウンである神戸市と共に、力強く歩んでいかれることを願っています」とエールを送っていました。