ICT・ロボット、健康・医療、空飛ぶクルマ・ドローンなど最先端の技術が集まる「国際フロンティア産業メッセ」。西日本最大級の産業総合展示会として、今年9月に神戸市内で開かれた。その中での「こうべしんきんビジネスメッセ2024」には様々な兵庫・神戸の企業が出展。
今シリーズでは、メッセを通じて発信された各企業の独自技術やサービスを全22回にわたって紹介する。第15回は船舶向け電気設備メンテナンス業の株式会社TOWATECHNO(神戸市兵庫区)。
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同社はモーターやエンジンの整備といった機械系の修理やメンテナンスをしており、現社長は3代目。港町・神戸で70年以上続く老舗企業だ。コロナの影響で大きなダメージを受けた船舶業界だが、現在、状況は徐々に回復しつつあるという。
「新しく買いかえるよりは、修理でなんとか繋いでいこう……という思考のお客様も増えてきている」と話すのは、総務・技術部の玉木継博さん。
同社の新たな取り組みとして、IT業界に向けての販売を視野に入れた。今回のビジネスメッセへの出展は、事業拡大に向けてのアピールという目的もあったのだとか。
「最近、ようやく海上でもインターネットが繋がるような状況に。そのためアンテナの設置やインターネットの環境を整えるような仕事が増加。『船のお困り事はできるだけ弊社でフォローしたい』というスタンスで動いております」(玉木さん)
他業界と同じく、船舶業界も人手不足。車と同じように船も自動化が進んでいるそう。今後はそういった自動化に関しても関わることができれば、と玉木さんは話していた。
※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2024年10月2日放送回より
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