近年、モルックやフレスコボールなど、“マイナースポーツ“と呼ばれる新しい競技が注目されています。そんな中、テレビ番組でも取り上げられて関心を呼んでいるのが「ピックルボール」です。そこで、日本では珍しいピックルボールコートを備えた大阪府吹田市のテニスセンターに、どのような競技なのか聞きました。
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江坂テニスセンター(大阪府吹田市)の運営会社である株式会社サンリバーの原田容三郎さんは、ピックルボールはテニスに近しいスポーツだと話します。
「アメリカ発のスポーツで、全米で競技人口が900万人と言われています。競技としては、テニスと卓球とバトミントンを足して3で割ったような感じ。ルールもテニスににています」(原田さん)
具体的なルールは以下。
●コートはバトミントンと同じ広さ
●「パドル」と呼ばれる板状のラケットを使用し、穴の空いた軽量のプラスチック製ボールを打ち合う
●試合はダブルスプレーが多い
●1ゲーム15点や11点で勝敗をつける
「球速が遅いため身体能力の差はさほど関係なく、ラリーが続けやすいのが特徴です。手軽にゲーム形式で遊ぶことができるうえ、適度な運動量にもなります。球技経験がなくても楽しめるスポーツとして人気が高まっています」(原田さん)
江坂テニスセンターは屋内コート10面に屋外コート12面を擁し、公式大会も行われたことがある西日本有数の大規模テニスコート。同施設でピックルボールの体験会を始めたきっかけについて、「ピックルボールの普及に努めたいという思いがあります」と原田さん。というのも「年齢による体力の低下でテニスを辞めた」「ケガによってテニスを辞めた」というケースでも、ピックルボールであればできると感じる人が多いのだとか。「実際にゲームすると競技として戦略性があることが分かり、思った以上に楽しめると思いますよ」とのこと。
江坂テニスセンターで開催されているピックルボール体験会の詳しい情報は、同施設のホームページに掲載されています。
(取材・文=迫田ヒロミ)
※ラジオ関西『Clip』2024年10月30日放送回より
■取材協力:江坂テニスセンター